路地ろじにチラチラ 灯ひがともり
風かぜが冷つめたく 吹ふき抜ぬける
暖簾のれんくぐれば 馴染なじみ客きゃく
笑顔えがおが嬉うれしい 人情にんじょう酒場さかば
差さしつ差さされつ ほろ酔よいながら
今日きょうの苦労くろうを サアサ 忘わすれ酒さけ
生いきる運命さだめの すれ違ちがい
泣ないて別わかれた 人ひともいる
過すぎた月日つきひを 振ふり向むけば
面影おもかげゆらゆら お猪口ちょこに浮うかぶ
気分きぶん直なおしに ひと口くち飲のんで
胸むねの痛いたみを サアサ 忘わすれ酒さけ
冬ふゆが過すぎれば また春はるが
巡めぐる季節きせつの 糸車いとぐるま
愚痴ぐちを聞きいたり こぼしたり
心こころを通かよわす 人情にんじょう酒場さかば
隣となり同士どうしが 肩かた寄よせ合あって
今日きょうの苦労くろうを サアサ 忘わすれ酒さけ
路地rojiにniチラチラchirachira 灯hiがともりgatomori
風kazeがga冷tsumeたくtaku 吹fuきki抜nuけるkeru
暖簾norenくぐればkugureba 馴染najiみmi客kyaku
笑顔egaoがga嬉ureしいshii 人情ninjou酒場sakaba
差saしつshitsu差saされつsaretsu ほろhoro酔yoいながらinagara
今日kyouのno苦労kurouをwo サアサsaasa 忘wasuれre酒sake
生iきるkiru運命sadameのno すれsure違chigaいi
泣naいてite別wakaれたreta 人hitoもいるmoiru
過suぎたgita月日tsukihiをwo 振fuりri向muけばkeba
面影omokageゆらゆらyurayura おo猪口chokoにni浮uかぶkabu
気分kibun直naoしにshini ひとhito口kuchi飲noんでnde
胸muneのno痛itaみをmiwo サアサsaasa 忘wasuれre酒sake
冬fuyuがga過suぎればgireba またmata春haruがga
巡meguるru季節kisetsuのno 糸車itoguruma
愚痴guchiをwo聞kiいたりitari こぼしたりkoboshitari
心kokoroをwo通kayoわすwasu 人情ninjou酒場sakaba
隣tonari同士doushiがga 肩kata寄yoせse合aってtte
今日kyouのno苦労kurouをwo サアサsaasa 忘wasuれre酒sake