ふるさとの風 歌詞 元木道夫 ふりがな付

四国しこく山地さんちの 深山みやまの夜明よあけ
啼ないて誰だれ呼よぶ 山鳩やまばとよ
はるか平家へいけの 魂たましいが
凛りんと息いきづく 愛あいの里さと
あゝああ 悠々ゆうゆうと 大空おおぞら渡わたれ
我われがふるさとの ふるさとの風かぜ

恋こいと知しらずに 揺ゆられて揺ゆれて
君きみと渡わたった かずら橋ばし
水みずの流ながれも そのままに
君きみはどうして いるだろか
あゝああ 永遠えいえんに 心こころにそよげ
我われがふるさとの ふるさとの風かぜ

誰だれが歌うたうか 粉こなひきの唄うたが
祖谷いやの谷間たにまに こだまする
そんな昔むかしを なつかしみ
友ともと地酒じざけを まわし飲のむ
あゝああ たおやかに 命いのちをそそげ
我われがふるさとの ふるさとの風かぜ