風潮 歌詞 前川清 ふりがな付

人ひとを生いかすも 殺ころすのも
言葉ことば一ひとつと 心得こころえて
言いわなくて済すむ ことならば
あえて口くちを 挟はさむなよ
目立めだちたがり屋やの 野次馬やじうまばかり
大人おとなも子供こどもも 無責任むせきにん
いつからこんなに なったやら
生いき辛づらくて 仕方しかたない

水みず清きよければ 魚さかな棲すまず
脛すねに疵きず持もつ 誰だれであれ
見みて見みない振ふり することも
時ときに人ひとの 情なさけだよ
程ほどよく濁にごった 川かわの流ながれを
男おとこも女おんなも 泳およいでく
同おなじ時代じだいを 生いきるなら
いたわり合あって 生いきようよ

すかした物言ものいいで わけ知しり顔がおに
人ひとの本気ほんきを 嘲笑あざわらう
いつからこんなに なったやら
生いき辛づらくて 仕方しかたない

同おなじ時代じだいを 生いきるなら
いたわり合あって 生いきようよ