目めを覚さませばそこは土つちの中なか
手てを伸のばせば闇やみを這はうだけ
虚むなしい唇くちびるに揺ゆれる
愛あいの残のこり火びよ
私わたしをこんなにした人ひとは誰だれ?
悪わるい男おとこだと知しりながら
所帯しょたい持もつことを夢見ゆめみた
あんなに尽つくした私わたしが
邪魔じゃまになったのね
あれは魔まが差さしたと言いうのですか?
骨ほねまでしゃぶって私わたしをイカせた
ねぇ、あなた
嘘うそだと気付きづいた時ときには
捨すてられたのね
この世よとはオサラバと
魂たましいが叫さけぶよ
「愛あいしてる」って言いうから
危あぶない橋はしも渡わたった
お釈迦様しゃかさまに代かわって殴なぐるよ
若わかい頃ころはそれなりにモテたわ
もう見みた目めを気きにする歳としじゃない
優やさしい口くちづけに溺おぼれた
私わたし、女おんなだもん
だけど男おとこは不意ふいに手てをかけた
何なに食くわぬ顔かおでテレビに出でている
ねぇ、あなた
世間せけんは本当ほんとうの事ことなど
なんにも知しりゃあしない
ゲリラ豪雨あめ 落雷いなびかり
故郷ふるさとへ帰かえしてくれ
他人たにんを見下みくだした目めや
身みなりの悪わるさは赦ゆるす
ただ箸はしの持もち方かただけは
無理むりでした
この世よから出でて行いくわ
魂たましいが悟さとったよ
ごめんね お母かあさん
みたらし団子だんごが食たべたい
太陽たいようが西にしから出でて
月つきがそっぽを向むいても
お釈迦様しゃかさまみたいにはなれない
やっぱり私わたしは男おとこを抱だくわ
目meをwo覚saませばそこはmasebasokoha土tsuchiのno中naka
手teをwo伸noばせばbaseba闇yamiをwo這haうだけudake
虚munaしいshii唇kuchibiruにni揺yuれるreru
愛aiのno残nokoりri火biよyo
私watashiをこんなにしたwokonnanishita人hitoはha誰dare?
悪waruいi男otokoだとdato知shiりながらrinagara
所帯syotai持moつことをtsukotowo夢見yumemiたta
あんなにannani尽tsuくしたkushita私watashiがga
邪魔jamaになったのねninattanone
あれはareha魔maがga差saしたとshitato言iうのですかunodesuka?
骨honeまでしゃぶってmadesyabutte私watashiをwoイカikaせたseta
ねぇnee、あなたanata
嘘usoだとdato気付kiduいたita時tokiにはniha
捨suてられたのねteraretanone
このkono世yoとはtohaオサラバosarabaとto
魂tamashiiがga叫sakeぶよbuyo
「愛aiしてるshiteru」ってtte言iうからukara
危abuないnai橋hashiもmo渡wataったtta
おo釈迦様syakasamaにni代kaわってwatte殴naguるよruyo
若wakaいi頃koroはそれなりにhasorenariniモテmoteたわtawa
もうmou見miたta目meをwo気kiにするnisuru歳toshiじゃないjanai
優yasaしいshii口kuchiづけにdukeni溺oboれたreta
私watashi、女onnaだもんdamon
だけどdakedo男otokoはha不意fuiにni手teをかけたwokaketa
何nani食kuわぬwanu顔kaoでdeテレビterebiにni出deているteiru
ねぇnee、あなたanata
世間sekenはha本当hontouのno事kotoなどnado
なんにもnannimo知shiりゃあしないryaashinai
ゲリラgerira豪雨ame 落雷inabikari
故郷furusatoへhe帰kaeしてくれshitekure
他人taninをwo見下mikudaしたshita目meやya
身miなりのnarino悪waruさはsaha赦yuruすsu
ただtada箸hashiのno持moちchi方kataだけはdakeha
無理muriでしたdeshita
このkono世yoからkara出deてte行iくわkuwa
魂tamashiiがga悟satoったよttayo
ごめんねgomenne おo母kaaさんsan
みたらしmitarashi団子dangoがga食taべたいbetai
太陽taiyouがga西nishiからkara出deてte
月tsukiがそっぽをgasoppowo向muいてもitemo
おo釈迦様syakasamaみたいにはなれないmitainihanarenai
やっぱりyappari私watashiはha男otokoをwo抱daくわkuwa