きらりはらりと舞まい降ふりた 月つきの都とのかぐや姫ひめ
泣なくなわが子こよ常とこしえに 娘むすめのままでいておくれ
ある日ひ翁おきなは藪やぶの中なか 光ひかり輝かがやく竹たけを見みる
割われば中なかには三寸さんずんの 小ちいさな娘むすめが座すわりいる
鎮守ちんじゅの杜もりの授さずかりものか
手塩てしおにかけて育そだてましょう
きらりはらりと舞まい降ふりた 月つきの都とのかぐや姫ひめ
ひとたび笑えみを振ふりまけば 胸むねに黄金こがねの花はなが咲さく
眩まぶしいほどに美うつくしい 娘むすめの姿すがたを聞ききつけて
集つどいし村むらの男おとこたち 婿むこに適かなえる者ものもなく
やがてしくしく涙なみだを流ながし
娘むすめは告つげる 別わかれの夜よるを
遥はるかな宙そらを舞まい昇のぼる 月つきの都とのかぐや姫ひめ
泣なくなわが子こよ常とこしえに 娘むすめのままでいておくれ
この世よの闇やみを照てらし出だす
月つきの光ひかりでいておくれ
きらりはらりとkirarihararito舞maいi降fuりたrita 月tsukiのno都toのかぐやnokaguya姫hime
泣naくなわがkunawaga子koよyo常tokoしえにshieni 娘musumeのままでいておくれnomamadeiteokure
あるaru日hi翁okinaはha藪yabuのno中naka 光hikaりri輝kagayaくku竹takeをwo見miるru
割waればreba中nakaにはniha三寸sanzunのno 小chiiさなsana娘musumeがga座suwaりいるriiru
鎮守chinjuのno杜moriのno授sazuかりものかkarimonoka
手塩teshioにかけてnikakete育sodaてましょうtemasyou
きらりはらりとkirarihararito舞maいi降fuりたrita 月tsukiのno都toのかぐやnokaguya姫hime
ひとたびhitotabi笑eみをmiwo振fuりまけばrimakeba 胸muneにni黄金koganeのno花hanaがga咲saくku
眩mabuしいほどにshiihodoni美utsukuしいshii 娘musumeのno姿sugataをwo聞kiきつけてkitsukete
集tsudoいしishi村muraのno男otokoたちtachi 婿mukoにni適kanaえるeru者monoもなくmonaku
やがてしくしくyagateshikushiku涙namidaをwo流nagaしshi
娘musumeはha告tsuげるgeru 別wakaれのreno夜yoruをwo
遥haruかなkana宙soraをwo舞maいi昇noboるru 月tsukiのno都toのかぐやnokaguya姫hime
泣naくなわがkunawaga子koよyo常tokoしえにshieni 娘musumeのままでいておくれnomamadeiteokure
このkono世yoのno闇yamiをwo照teらしrashi出daすsu
月tsukiのno光hikariでいておくれdeiteokure