花はなはひとりで 散ちるものを
風かぜのしわざと 人ひとは言いう
恋こいの終おわりに 泣なくよりも
燃もえてひとすじ 散ちってゆく
ああ 花はなのよろこび だれも知しらない
花はなが見みたのは 春はるの日ひの
夢ゆめかそれとも かげろうか
短みじかいけれど しあわせな
想おもい出でだけを 抱だいて散ちる
ああ 花はなのよろこび だれも知しらない
花はなの涙なみだを 知しらないで
露つゆのなごりと 人ひとは言いう
まして汚よごれず 散ちることの
うれし涙なみだで あることを
ああ 花はなのよろこび だれも知しらない
花hanaはひとりでhahitoride 散chiるものをrumonowo
風kazeのしわざとnoshiwazato 人hitoはha言iうu
恋koiのno終oわりにwarini 泣naくよりもkuyorimo
燃moえてひとすじetehitosuji 散chiってゆくtteyuku
ああaa 花hanaのよろこびnoyorokobi だれもdaremo知shiらないranai
花hanaがga見miたのはtanoha 春haruのno日hiのno
夢yumeかそれともkasoretomo かげろうかkagerouka
短mijikaいけれどikeredo しあわせなshiawasena
想omoいi出deだけをdakewo 抱daいてite散chiるru
ああaa 花hanaのよろこびnoyorokobi だれもdaremo知shiらないranai
花hanaのno涙namidaをwo 知shiらないでranaide
露tsuyuのなごりとnonagorito 人hitoはha言iうu
ましてmashite汚yogoれずrezu 散chiることのrukotono
うれしureshi涙namidaでde あることをarukotowo
ああaa 花hanaのよろこびnoyorokobi だれもdaremo知shiらないranai