朔 歌詞 新沼謙治 ふりがな付

幾度いくどか恋こい した筈はずの
僕ぼくの胸むねを まどわせる
君きみが行いく 謎なぞめいて
とらえようもなく
月つきの初はじめに 決きめた言葉ことば
ひとつさえも 言いえずに
近ちかづけばこわい
遠とおくちゃつらい
ひと月つきも ふた月つきも
すぎたと いうのに

夢ゆめの中なかじゃ 気きも軽かるく
心こころやすく 君きみを抱だく
目覚めざめれば 君きみの夢ゆめ
見送みおくるだけの僕ぼく
朔ついたちごとに あせる想おもい
誰だれか聞きいて 欲ほしいよ
言いい出だせばこわい
言いわなきゃつらい
気弱きよわさに にが笑わらい
二に度目どめの 初恋はつこいか

君きみを忘わすれて どこか遠とおく
逃にげていけば いいのか
飛とび立たてばこわい
飛とばなきゃつらい
もう次つぎの 朔ついたちが
そこまで 来きてるのに