想おもい出だすほど 辛つらさがつのる
追おわれ追おわれた 北きたの国くに
あゝああ あの日ひから
泣ないて泣ないて つぶれた目め
今いまじゃ流ながれて 広東かんとんの
夜毎よごとにひらく 水みずの花はな
生いきているとは 名なのみの命いのち
ともし灯とう消きえた 胸むねのうち
あゝああ こんな世よは
泣ないて泣ないて 忘わすれたい
だけど逢あいたい ただ一度いちど
顔かおさえ知しらぬ お母かあさん
粉こなを挽ひき挽ひき 李いを食たべた
昔むかしのあたし どこへ行いった
あゝああ サンパンで
泣ないて泣ないて 弾ひく胡弓こきゅう
人ひとを待まつ間あいだの なぐさみに
くずれた夢ゆめを そっと抱だく
想omoいi出daすほどsuhodo 辛tsuraさがつのるsagatsunoru
追oわれware追oわれたwareta 北kitaのno国kuni
あゝaa あのano日hiからkara
泣naいてite泣naいてite つぶれたtsubureta目me
今imaじゃja流nagaれてrete 広東kantonのno
夜毎yogotoにひらくnihiraku 水mizuのno花hana
生iきているとはkiteirutoha 名naのみのnomino命inochi
ともしtomoshi灯tou消kiえたeta 胸muneのうちnouchi
あゝaa こんなkonna世yoはha
泣naいてite泣naいてite 忘wasuれたいretai
だけどdakedo逢aいたいitai ただtada一度ichido
顔kaoさえsae知shiらぬranu おo母kaaさんsan
粉konaをwo挽hiきki挽hiきki 李iをwo食taべたbeta
昔mukashiのあたしnoatashi どこへdokohe行iったtta
あゝaa サンパンsanpanでde
泣naいてite泣naいてite 弾hiくku胡弓kokyuu
人hitoをwo待maつtsu間aidaのno なぐさみにnagusamini
くずれたkuzureta夢yumeをwo そっとsotto抱daくku