姫鏡台 歌詞 岩本公水 ふりがな付

しあわせでしたか お母かあさん
さび朱あか色いろした 姫鏡台ひめきょうだい
化粧けしょうもしない 明あけ暮くれにも
ほつれ髪がみ見みせずに 笑わらってた
面影おもかげが やさしく揺ゆれてる
元気げんきだしてと 云いうように

雪国ゆきぐに生うまれと 思おもうほど
雪ゆきになじんだ ひとでした
故郷ふるさととおく 嫁とついできた
若わかい日ひのあなたが 愛いとおしい
父とうさんに 言いえない苦労くろうも
私わたし 今いまならわかるのに

時ときにはため息いき かけながら
母ははの磨みがいた 姫鏡台ひめきょうだい
ささやかでいい 日々ひびの暮くらし
大切たいせつに生いきます お母かあさん
ありがとう 言いわせてください
今いまも あなたの娘むすめです