古城 歌詞
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
古城こじょうよ独ひとり 何なに偲しのぶ
栄華えいがの夢ゆめを 胸むねに追おい
ああ 仰あおげば佗わびし 天守閣てんしゅかく
崩くずれしままの 石垣いしがきに
哀あわれを誘さそう 病葉わくらばや
矢弾やだまのあとの ここかしこ
ああ 往古むかしを語かたる 大手門おおてもん
甍いらかは青あおく 苔こけむして
古城こじょうよ独ひとり 何なに偲しのぶ
たたずみおれば 身みにしみて
ああ 空そら行いく雁かりの 声こえ悲かなし
馬骨
2023/02/13 02:50
1959年(昭和34年)(昭和34年)高橋掬太郎作詞、吉田潤一作曲の歌である・・まさに古城である国破れて山河あり城春にして草木深し、時に感じては花にも涙を注ぐ、砲火三月に連なり・・の日本版である・・城は当時戦を想定して作られていたものであるが、戦いが終わると、多くの犠牲の上に、国破れて或いは勝利して、しかし山河在りという事で、日本の現在の平和がいかに多くの犠牲の上にあることを忘れてはならない・・
馬骨
2022/04/20 03:11
奇才三橋美智也が放った名曲である・・中国杜甫の春望、国破れて山河在り、城春にして草木深し、時に感じては花にも涙を注ぐ、砲火三月に連なり・・の日本版である・・崩れしままの石垣に・・矢玉の後もそこかしこ・・ああ往古を語る大手門・・甍は青く苔むして古城よ一人なに忍ぶ・・たたずみ居れば身に沁みて・・空行く雁の声悲し・・菊太郎の詩に三橋の声が朗々と且つ哀しく響く・・