みぞれが頬ほおうつ 衿えりを刺さす
凍こおる指先ゆびさき ふところへ
暖あたためられつ 暖あたためて
闇やみに包つつまれ 身みをかくす
ひそかに漕こぎ出だす 夜よるの舟ふね
咲さいてはいけない 花はなを知しり
責せめちゃならない 罪つみを知しる
二人ふたりじゃ乗のれぬ 一人ひとり舟ぶね
添そえぬさだめに そむいても
身みを寄よせ漕こぎ出だす 夜よるの舟ふね
涙なみだを集あつめた 浮世うきよ川がわ
渡わたり切きれない 向むこう岸ぎし
分わけ合あう愛あいの 儚はかなさを
超こえて行いきたい 恋こいひとつ
あなたと漕こぎ出だす 夜よるの舟ふね
みぞれがmizorega頬hooうつutsu 衿eriをwo刺saすsu
凍kooるru指先yubisaki ふところへfutokorohe
暖atataめられつmeraretsu 暖atataめてmete
闇yamiにni包tsutsuまれmare 身miをかくすwokakusu
ひそかにhisokani漕koぎgi出daすsu 夜yoruのno舟fune
咲saいてはいけないitehaikenai 花hanaをwo知shiりri
責seめちゃならないmechanaranai 罪tsumiをwo知shiるru
二人futariじゃja乗noれぬrenu 一人hitori舟bune
添soえぬさだめにenusadameni そむいてもsomuitemo
身miをwo寄yoせse漕koぎgi出daすsu 夜yoruのno舟fune
涙namidaをwo集atsuめたmeta 浮世ukiyo川gawa
渡wataりri切kiれないrenai 向mukoうu岸gishi
分waけke合aうu愛aiのno 儚hakanaさをsawo
超koえてete行iきたいkitai 恋koiひとつhitotsu
あなたとanatato漕koぎgi出daすsu 夜yoruのno舟fune