夜霧よぎりにまぎれて 訪たずねて来きたよ
君きみ住すむ噂うわさの 波止場はとばまち
捜さがさないでと 書かかれた手紙てがみ
インクの文字もじが 滲にじんでた
ダンチョネ ダンチョネの 聞きこえる港町みなとまち
日暮ひぐれの浜辺はまべに ひっそり咲さいた
夕顔ゆうがおみたいな 女ひとだった
髪かみを小指こゆびで 掻かきあげる癖くせ
まぶたの奥おくに また浮うかぶ
ダンチョネ ダンチョネの 流ながれる港町みなとまち
霧笛むてきが哭なくたび 愛いとしさつのる
涙なみだでうるむよ ガス燈とうも
もしも幸しあわせ 掴つかんでいたら
夜明よあけの船ふねに ひとり乗のる
ダンチョネ ダンチョネの 聞きこえる港町みなとまち
夜霧yogiriにまぎれてnimagirete 訪tazuねてnete来kiたよtayo
君kimi住suむmu噂uwasaのno 波止場hatobaまちmachi
捜sagaさないでとsanaideto 書kaかれたkareta手紙tegami
インクinkuのno文字mojiがga 滲nijiんでたndeta
ダンチョネdanchone ダンチョネdanchoneのno 聞kiこえるkoeru港町minatomachi
日暮higuれのreno浜辺hamabeにni ひっそりhissori咲saいたita
夕顔yuugaoみたいなmitaina 女hitoだったdatta
髪kamiをwo小指koyubiでde 掻kaきあげるkiageru癖kuse
まぶたのmabutano奥okuにni またmata浮uかぶkabu
ダンチョネdanchone ダンチョネdanchoneのno 流nagaれるreru港町minatomachi
霧笛mutekiがga哭naくたびkutabi 愛itoしさつのるshisatsunoru
涙namidaでうるむよdeurumuyo ガスgasu燈touもmo
もしもmoshimo幸shiawaせse 掴tsukaんでいたらndeitara
夜明yoaけのkeno船funeにni ひとりhitori乗noるru
ダンチョネdanchone ダンチョネdanchoneのno 聞kiこえるkoeru港町minatomachi