Fog 歌詞 DAOKO ふりがな付

心こころのこのあたりがぐじゅぐじゅするの 膿うんでは落おちる気持きもち 水すいたまリ 人間にんげんなんて肉にくの塊かたまり たまに
思おもい出だすカタチの線渕せんぶち あなたと指切ゆびきり 私包わたしつつむ霧きり 形かたちにハマる関係かんけい 不安定ふあんていな気持きもちちの行いく先さき
何なにまた繰くり返かえすの?足掻あがいて 腐くさってどっかいった心こころの穴あなが スースーするよ 誰だれの言葉ことばもそこに
染しみるだけ 図々ずうずうしく 開あけては閉とじて 避さけては通とおって 惑まどわされる 表おもてと裏うらはどっちなの ホントが
見みえない あなたは霧きり キリギリスが泣ないた 鳴ないたよ

今私いまわたしには聞きこえた 描えがいた きみの目め
こっちみて 泣ないてる目め

ピンクの花弁落かべんおちる公園こうえん 鳴なる鐘かねが教おしえてくれる5時じの音おと 隣となりの君きみのまつげが
愛いとおしい 言葉ことばにできないけど 君きみと二人ふたりで
水みずたまりになってしまいたい 本音押ほんねおし付つきけ
口くちを紡つむいだ繋つないだままたった手てが 今いま 今いま どこへいったの?

見当みあたらない 何処どこへ探さがせども見当みあたらなくて
遠とおくの方ほうで ぼんやりとあなたの声こえがした 振ふり向むいたってもう駄目だめ 落おとした残のこり香かおり だけ 触ふれら
れないし目めに見みえないし 実態無じったいなき香かおり でも 懐なつかしいなぁ なんでだろ 止とまらない涙なみだ 私わたしはあなたが

描えがいた きみの目め こっちみて 泣ないてる目め
待まって待まってと泣なきじゃくる 癇癪かんしゃく
子供こどものようにただ駄々だだこねる 言葉ことばは音おとに 喉枯のどからす 騒さわぐ 程遠ほどとおい鼓動こどうに伝つたえるために 出来でき上あがった
濁にごった色いろ 逃にげ込こんだ帰路きろ には 何なにもないの 霧きりが包つつむの私わたしの身みを 君きみと一緒いっしょに居いる様ようだ嬉うれしい

このままずっと一緒いっしょがいいな このままいっそ溶とけてしまおうよ 死しんだ目めした私わたしの戯言ざれごと 息吹いぶきかけて
目覚めざめて盲目もうもくの塵ちり 血ちに 雨あめ ねぇ。君きみの隣となりでひとり水滴すいてきと成しげるぽたぽたと床ゆかに散ちっていく 描えがいた
きみの目め こっちみて 笑わらってる目め 愛あいは きみだけ いまだけ 笑わらっていて