紅しだれ 歌詞 小田純平 ふりがな付

冬ふゆの寒さむさも 泣なかずに耐たえて
やっと届とどいた 花便はなだより

北国きたの三春みはるに遅おそめの春はるが
ひとつふたつと芽吹めぶきます

あなたの足音あしおと 待まちわびて
つぼみ赤あからむ 紅べにしだれ
つぼみ赤あからむ 紅べにしだれ

早はやく咲さく花はな 羨うらやむよりも
そっと手繰たぐった縁糸えにしいと
逢あえ喜よろこび溢あふれるように
春はるのお山やまは花盛はなざかり

やさしくくすぐるそよ風かぜに
揺ゆれて恥はじらう滝桜たきざくら
揺ゆれて恥はじらう滝桜たきざくら

心預こころあずけ凭もたれる胸むねは
ほっとあたたか花日和はなびより

露ろが花はなびら濡ぬらしてゆけば
愛あいが弾はじけてしなる枝えだ

手てに手てを取とって いつまでも
咲さかす幸しあわせ紅べにしだれ
咲さかす幸しあわせ紅べにしだれ