初恋 歌詞 KAB. ふりがな付

独ひとり分ぶんの部屋へやにあるのは 君きみの残像ざんぞう 記憶きおくの影かげ
口くちづけて触ふれてみた時とき 息いきを止とめてる全すべてを知しる

失うしなうことを恐おそれ 強つよがる惨みじめな夜よる
怯おびえる心こころを 握にぎり締しめていた

抱だきしめられず誰だれかのものになるなら
傷付きずつけてやる 脚あしも切きり落おとせばいい
どこへも行いけない君きみをここで 愛あいせるだろ？

光ひかりさえ忘わすれた瞳ひとみ 温ぬくもりも感かんじないのは
弄もてあそぶ人形にんぎょうのように 虚むなしい肌はだが乾かわいてくから

もっと叫さけんで首くびに腕うでに噛かみ付つき僕ぼくの
存在そんざいの痕あとを残のこしたかった

抱だきしめられず 去さっていこうとするなら
そうさ､首輪くびわで ここに繋つないどけばいい
檻おりに縋すがり泣なき叫さけぶ君きみを そっと撫なでたい

殺ころして欲ほしい 誰だれかのものになるなら
言いえずに過すぎた 季節きせつは二度にどと巡めぐらぬ

どんなに君きみを 捕とらえようと縋すがっても
心こころは逃にげる 足掻あがいても無駄むだなことさ

何なにも出来できず記憶きおくの影かげと 独ひとりの部屋へや