ワンシーン 歌詞 Awesome City Club ふりがな付

ねえ 6年目ねんめの古ふるいディスクデッキ
入いれっぱなしのロマンス映画えいが
雪化粧ゆきげしょうに華はなを添そえる見事みごとなワンシーン

ねえ 柄がらのブランケット レコードのほこり
湯気ゆげの立たつグラス 冷さめるのを待まつ
明日あす朝あさにはこの荷物にもつも片付かたづけなきゃ

君きみがいないなら意味いみがないや
どんなドラマも高鳴たかなりも
君きみのにおいが染しみ付ついた夜よるに
くり返かえし くり返かえし 今日きょうもまた想おもってる

君きみといたいから変かわれないや
くしゃくしゃなシーツもあの時ときのまま
ひとりの寒さむさもサヨナラも抱だきしめられたら
冬ふゆのせいにして

ねえ 当あたり前まえに馴染なじみ過すぎた
ふたりの時間じかん 君きみの体温たいおん
いつからだろう、わがままさえ言いえずにいた

君きみがいないなら意味いみがないや
じゃれたジョークもおやすみも
君きみの口癖くちぐせを真似まねしてみては ほら
いつまでも いつまでも 声こえを震ふるわせてる

君きみといたいからキリがないや
止とまらない涙なみだ 拭ぬぐえないまま
ひとりの寒さむさも哀かなしみも抱だきしめられたら
冬ふゆのせいにして

君きみがいないならいらないや
弱よわい自分じぶんも強つよがりも
冬ふゆのにおいがドアを叩たたいては
それとなく それとなく ふいに夜明よあけを告つげる

朝あさが来くれば変かわれるかな
明あけない夜よるは何処どこにもないなら
ひとりの寒さむさもサヨナラも抱だきしめてあげよう
冬ふゆのせいにして