空にしずめる物語 歌詞 谷村新司 ふりがな付

邪魔じゃましないと約束やくそくした
わたしがなぜここにいるの?
風かぜのエアポート
家族かぞく連づれがはしゃぐロビー
あなたひとり不意ふいを突つかれ
立たち止どまる
胸むねのいちばん深ふかい場所ばしょを
焦こがした恋こい 自分じぶんなりに
答こたえを見みつけたくて
きのうあなたを困こまらせた
Ah 必要ひつようとされているよりも
愛あいされていたいと言いったのは
逢あうたびに悲かなしくなる恋こいを
慰なぐさめたかっただけなの?
きのう恋こいが燃もえて
白しろい灰はいになった

さようならは別わかれぎわの
長ながいキスにこめたつもり
風かぜのエアポート
友達ともだちにはなりたくない
本気ほんきだったそのことだけ
覚おぼえてて
フライト・ナンバー
告つげるアナウンス
そばに寄より添そうその人ひとは
薄手うすでの白しろいシャツで
子供達こどもたちを気きづかっている
Ah 必要ひつようとされているよりも
愛あいされていたいと言いったけど
もしもその気持きもちがホントなら
いつだって叶かなったはずよ
忘わすれないと言いえば
遠とおい嘘うそになるわ

Ah 逢あうたび指輪ゆびわを外はずしてた
やさしさと今いまでも信しんじてる
雲くもの海うみつばさが渡わたるとき
想おもい出でを空そらに沈しずめて
青あおい空そらに愛あいが溶とけて消きえる
エアポート