その昔むかし 恋こいをしていた
二年にねん暮くらして 女そいつを捨すてた
冷凍れいとうみかんと甘栗あまぐりを
無理矢理むりやりその手てに 握にぎらせて
故郷いなかへ帰かえす 詫わびにした
俺おれのズルさを 咎とがめるように
発車はっしゃのベルが 発車はっしゃのベルが
鳴なり響ひびいてた
その昔むかし 妻つまと別わかれた
子供こどもは残のこして 行いけよと言いった
二人ふたりの子供こどもを 両脇りょうわきに
川かわの字じになって 眠ねむる夜よる
初はじめて俺おれは 気きがついた
俺おれの勝手かってと わがままだけが
この子この母ははを この子この母ははを
奪うばい取とったと
その昔むかし 夢ゆめを見みていた
たった一度いちどの 人生じんせいなんだ
追おいつけ追おい越こせ 負まけるなと
団塊だんかい世代せだいの 明あけ暮くれに
勝かつことばっかり 夢ゆめにした
戦いくさ終おわって 夕陽ゆうひが落おちりゃ
見交みかわす友ともの 見交みかわす友ともの
笑顔えがおがつらい
見交みかわす友ともの 見交みかわす友ともの
笑顔えがおが沁しみる
そのsono昔mukashi 恋koiをしていたwoshiteita
二年ninen暮kuらしてrashite 女soitsuをwo捨suてたteta
冷凍reitouみかんとmikanto甘栗amaguriをwo
無理矢理muriyariそのsono手teにni 握nigiらせてrasete
故郷inakaへhe帰kaeすsu 詫waびにしたbinishita
俺oreのnoズルzuruさをsawo 咎togaめるようにmeruyouni
発車hassyaのnoベルberuがga 発車hassyaのnoベルberuがga
鳴naりri響hibiいてたiteta
そのsono昔mukashi 妻tsumaとto別wakaれたreta
子供kodomoはha残nokoしてshite 行iけよとkeyoto言iったtta
二人futariのno子供kodomoをwo 両脇ryouwakiにni
川kawaのno字jiになってninatte 眠nemuるru夜yoru
初hajiめてmete俺oreはha 気kiがついたgatsuita
俺oreのno勝手katteとto わがままだけがwagamamadakega
このkono子koのno母hahaをwo このkono子koのno母hahaをwo
奪ubaいi取toったとttato
そのsono昔mukashi 夢yumeをwo見miていたteita
たったtatta一度ichidoのno 人生jinseiなんだnanda
追oいつけitsuke追oいi越koせse 負maけるなとkerunato
団塊dankai世代sedaiのno 明aけke暮kuれにreni
勝kaつことばっかりtsukotobakkari 夢yumeにしたnishita
戦ikusa終oわってwatte 夕陽yuuhiがga落oちりゃchirya
見交mikaわすwasu友tomoのno 見交mikaわすwasu友tomoのno
笑顔egaoがつらいgatsurai
見交mikaわすwasu友tomoのno 見交mikaわすwasu友tomoのno
笑顔egaoがga沁shiみるmiru