惚ほれた女おんなの 情念じょうねんに
たとえこの身みが 焼やかれて燃もえて
灰はいになっても 悔くいはない
生いきて添そえない ふたりのように
夜空よぞらを焦こがす 山やまの火ひは
盆ぼんの送おくり火び… 大文字だいもんじ
いつか別わかれる 運命うんめいでも
せめてふたりで いるときだけは
俺おれの気持きもちは 夫婦ふうふだよ
固かたく結むすんだ 心こころと心こころ
想おもいを込こめて 灯篭とうろうを
水みずに流ながした… 夜よるの川かわ
罪つみに背そむいた 仲なかだけど
忍しのぶ女おんなの せつない胸むねを
かくすお前まえが いとおしい
京きょうの夜空よぞらを 火ひの粉このように
ふたりの愛あいの 精霊せいれいが
燃もえて舞まい散ちる… 大文字だいもんじ
惚hoれたreta女onnaのno 情念jounenにni
たとえこのtatoekono身miがga 焼yaかれてkarete燃moえてete
灰haiになってもninattemo 悔kuいはないihanai
生iきてkite添soえないenai ふたりのようにfutarinoyouni
夜空yozoraをwo焦koがすgasu 山yamaのno火hiはha
盆bonのno送okuりri火bi… 大文字daimonji
いつかitsuka別wakaれるreru 運命unmeiでもdemo
せめてふたりでsemetefutaride いるときだけはirutokidakeha
俺oreのno気持kimoちはchiha 夫婦fuufuだよdayo
固kataくku結musuんだnda 心kokoroとto心kokoro
想omoいをiwo込koめてmete 灯篭tourouをwo
水mizuにni流nagaしたshita… 夜yoruのno川kawa
罪tsumiにni背somuいたita 仲nakaだけどdakedo
忍shinoぶbu女onnaのno せつないsetsunai胸muneをwo
かくすおkakusuo前maeがga いとおしいitooshii
京kyouのno夜空yozoraをwo 火hiのno粉koのようにnoyouni
ふたりのfutarino愛aiのno 精霊seireiがga
燃moえてete舞maいi散chiるru… 大文字daimonji