白しろい花はなびら 木曽きそ揖斐いび川かわに
咲さけばふる里さと 池田いけだは春はるよ
淋さびしいねえって 思おもう夜よるは
むかし恋こいしい なつかしい
花はなのかんざし 頭あたまに飾かざり
家族かぞく総出そうでの ああ村むらまつり
何なにごとも 移うつりのみゆく世よの中なかに
花はなは昔むかしの 春はるにかわらず
ほたる祭まつりの 季節きせつが来きても
何なにかたりない 父母ちちははの顔かお
帰かえろかなあって 思おもっても
生うまれ育そだった 家いえもない
今日きょうも列車れっしゃの 灯あかりの帯おびが
なみだ残のこして ああ遠とお去さかる
濃尾平野のうびへいやの 木枯こがらしよりも
夢ゆめがつめたい 都会とかいの暮くらし
逢あいたいなあって 思おもう夜よるは
母ははの面影おもかげ 胸むねに抱だき
父ちちの真似まねして ひと節ふし唄うたう
秋葉あきば祭まつりの ああ故郷くにの歌うた
白shiroいi花hanaびらbira 木曽kiso揖斐ibi川kawaにni
咲saけばふるkebafuru里sato 池田ikedaはha春haruよyo
淋sabiしいねえってshiineette 思omoうu夜yoruはha
むかしmukashi恋koiしいshii なつかしいnatsukashii
花hanaのかんざしnokanzashi 頭atamaにni飾kazaりri
家族kazoku総出soudeのno ああaa村muraまつりmatsuri
何naniごともgotomo 移utsuりのみゆくrinomiyuku世yoのno中nakaにni
花hanaはha昔mukashiのno 春haruにかわらずnikawarazu
ほたるhotaru祭matsuりのrino 季節kisetsuがga来kiてもtemo
何naniかたりないkatarinai 父母chichihahaのno顔kao
帰kaeろかなあってrokanaatte 思omoってもttemo
生uまれmare育sodaったtta 家ieもないmonai
今日kyouもmo列車ressyaのno 灯akaりのrino帯obiがga
なみだnamida残nokoしてshite ああaa遠too去saかるkaru
濃尾平野noubiheiyaのno 木枯kogaraしよりもshiyorimo
夢yumeがつめたいgatsumetai 都会tokaiのno暮kuらしrashi
逢aいたいなあってitainaatte 思omoうu夜yoruはha
母hahaのno面影omokage 胸muneにni抱daきki
父chichiのno真似maneしてshite ひとhito節fushi唄utaうu
秋葉akiba祭matsuりのrino ああaa故郷kuniのno歌uta