おまえの手紙てがみの 消印けしいんを
頼たよりにひとり 夜汽車よぎしゃに乗のった
雨あめの函館はこだて 訪たずねてみれば
流ながれて小樽おたるに いると云いう
酔よって夜更よふけは 泣ないてたと
おまえの噂うわさが せつなく胸むねを刺さす
つれない素振そぶりで 別わかれたが
今いまなら強つよく この手てに抱だける
北きたの札幌さっぽろ さびれた酒場みせは
飲のみかけボトルが 残のこるだけ
荒あれた生活くらしを していたと
おまえの噂うわさが 冷つめたく身みを責せめる
ふたりで暮くらせる 幸福しあわせを
指折ゆびおり数かぞえ 待まってたおまえ
雪ゆきの帯広おびひろ 夜霧よぎりの釧路くしろ
涙なみだの足跡あしあと たどる旅たび
痩やせた姿すがたを みたと云いう
おまえの噂うわさが こころをまた泣なかす
おまえのomaeno手紙tegamiのno 消印keshiinをwo
頼tayoりにひとりrinihitori 夜汽車yogisyaにni乗noったtta
雨ameのno函館hakodate 訪tazuねてみればnetemireba
流nagaれてrete小樽otaruにni いるとiruto云iうu
酔yoってtte夜更yofuけはkeha 泣naいてたとitetato
おまえのomaeno噂uwasaがga せつなくsetsunaku胸muneをwo刺saすsu
つれないtsurenai素振sobuりでride 別wakaれたがretaga
今imaならnara強tsuyoくku このkono手teにni抱daけるkeru
北kitaのno札幌sapporo さびれたsabireta酒場miseはha
飲noみかけmikakeボトルbotoruがga 残nokoるだけrudake
荒aれたreta生活kurashiをwo していたとshiteitato
おまえのomaeno噂uwasaがga 冷tsumeたくtaku身miをwo責seめるmeru
ふたりでfutaride暮kuらせるraseru 幸福shiawaseをwo
指折yubioりri数kazoえe 待maってたおまえttetaomae
雪yukiのno帯広obihiro 夜霧yogiriのno釧路kushiro
涙namidaのno足跡ashiato たどるtadoru旅tabi
痩yaせたseta姿sugataをwo みたとmitato云iうu
おまえのomaeno噂uwasaがga こころをまたkokorowomata泣naかすkasu