明石あかし海峡かいきょう さえぎるように
霧きりが邪魔じゃまする たちこめる
いくら好すきでも 結むすべない
薄うすい運命うんめいの 細ほそい糸いと
未練みれん渦うずまく 瀬戸内せとうちしぐれ
船ふねの背中せなかを 追おいかけながら
騒さわぐカモメの 憎にくらしさ
せめて私わたしに 欲ほしかった
きっと帰かえるの ひと言ことが
明日あすが見みえない 瀬戸内せとうちしぐれ
船ふねよ急いそいで 錨いかりを上あげて
辛つらい心こころが 判わかるなら
ひとり見送みおくる 淋さびしさに
波なみがからんで 打うち寄よせる
肩かたに冷つめたい 瀬戸内せとうちしぐれ
明石akashi海峡kaikyou さえぎるようにsaegiruyouni
霧kiriがga邪魔jamaするsuru たちこめるtachikomeru
いくらikura好suきでもkidemo 結musuべないbenai
薄usuいi運命unmeiのno 細hosoいi糸ito
未練miren渦uzuまくmaku 瀬戸内setouchiしぐれshigure
船funeのno背中senakaをwo 追oいかけながらikakenagara
騒sawaぐguカモメkamomeのno 憎nikuらしさrashisa
せめてsemete私watashiにni 欲hoしかったshikatta
きっとkitto帰kaeるのruno ひとhito言kotoがga
明日asuがga見miえないenai 瀬戸内setouchiしぐれshigure
船funeよyo急isoいでide 錨ikariをwo上aげてgete
辛tsuraいi心kokoroがga 判wakaるならrunara
ひとりhitori見送miokuるru 淋sabiしさにshisani
波namiがからんでgakarande 打uちchi寄yoせるseru
肩kataにni冷tsumeたいtai 瀬戸内setouchiしぐれshigure