この坂さか下おりたら 海うみから風かぜが吹ふく
神戸こうべ 元町もとまち ここへ俺おれを呼よぶ
もの言いわぬ 過去かこがある 男おとこの胸むねには
今いまもこの俺おれ 迎むかえてくれるのか
坂さかの町まち 海うみの町まち
おもいでの神戸こうべ
昨日きのうは遠とおくて あの日ひが近ちかくなる
酒さけで忘わすれて 酒さけで苦くるしむよ
面影おもかげを 掠かすめてく 桜さくらの花はなにも
こころ痛いためる 「許ゆるしてくれるかい…」
うしろ影かげ 細ほそい肩かた
おもいでの神戸こうべ
こんなに眠ねむりを 貪むさぼり尽つくすのは
神戸こうべ 須磨すま浦うら いつの頃ころだろう
港みなとには 今日きょうも又また 入船いりふね出船でふねの
俺おれもここから も一度いちど出直でなおせる
坂さかの町まち 海うみの町まち
おもいでの神戸こうべ
このkono坂saka下oりたらritara 海umiからkara風kazeがga吹fuくku
神戸koube 元町motomachi ここへkokohe俺oreをwo呼yoぶbu
ものmono言iわぬwanu 過去kakoがあるgaaru 男otokoのno胸muneにはniha
今imaもこのmokono俺ore 迎mukaえてくれるのかetekurerunoka
坂sakaのno町machi 海umiのno町machi
おもいでのomoideno神戸koube
昨日kinouはha遠tooくてkute あのano日hiがga近chikaくなるkunaru
酒sakeでde忘wasuれてrete 酒sakeでde苦kuruしむよshimuyo
面影omokageをwo 掠kasuめてくmeteku 桜sakuraのno花hanaにもnimo
こころkokoro痛itaめるmeru 「許yuruしてくれるかいshitekurerukai…」
うしろushiro影kage 細hosoいi肩kata
おもいでのomoideno神戸koube
こんなにkonnani眠nemuりをriwo 貪musaboりri尽tsuくすのはkusunoha
神戸koube 須磨suma浦ura いつのitsuno頃koroだろうdarou
港minatoにはniha 今日kyouもmo又mata 入船irifune出船defuneのno
俺oreもここからmokokokara もmo一度ichido出直denaoせるseru
坂sakaのno町machi 海umiのno町machi
おもいでのomoideno神戸koube