役者やくしゃ、役者やくしゃというけれど
我わが身みを削けずって 回まわりを照てらす
世話せわ場ばの話はなしに泣なかされて
大向おおむこうまでも涙声なみだごえ
われる拍手はくしゅに
男おとこ勝負しょうぶの 男おとこ勝負しょうぶの 正念場しょうねんば
演えんずることは 易やさしいが
役やくになりきる 難むずかしさ
奈落ならくにじっと立たちすくみ
叶かなわぬまでもどこまでも
吐はいた台詞せりふに
男おとこ一筋ひとすじ 男おとこ一筋ひとすじ 夢舞台ゆめぶたい
師匠ししょうしらずの 芝居しばいゆえ
芸げいのくるしみ 吐はく血潮ちしお
たとえ鬼おにだと云いわれても
あまえに許ゆるさぬ芸げいの道みち
一心不乱いっしんふらん
男おとこ生命いのちの 男おとこ生命いのちの 晴はれ舞台ぶたい
今日きょうのめでたい 千穐楽せんしゅうらくを
祝いわってくれた 皆様みなさまへ
初日しょにちに返かえって応こたえたい
役者やくしゃ冥利みょうりに心こころで泣ないて
命いのちを燃もやす
男おとこ花道はなみち 男おとこ花道はなみち 華はな舞台ぶたい
役者yakusya、役者yakusyaというけれどtoiukeredo
我waがga身miをwo削kezuってtte 回mawaりをriwo照teらすrasu
世話sewa場baのno話hanashiにni泣naかされてkasarete
大向oomukoうまでもumademo涙声namidagoe
われるwareru拍手hakusyuにni
男otoko勝負syoubuのno 男otoko勝負syoubuのno 正念場syounenba
演enずることはzurukotoha 易yasaしいがshiiga
役yakuになりきるninarikiru 難muzuかしさkashisa
奈落narakuにじっとnijitto立taちすくみchisukumi
叶kanaわぬまでもどこまでもwanumademodokomademo
吐haいたita台詞serifuにni
男otoko一筋hitosuji 男otoko一筋hitosuji 夢舞台yumebutai
師匠shisyouしらずのshirazuno 芝居shibaiゆえyue
芸geiのくるしみnokurushimi 吐haくku血潮chishio
たとえtatoe鬼oniだとdato云iわれてもwaretemo
あまえにamaeni許yuruさぬsanu芸geiのno道michi
一心不乱isshinfuran
男otoko生命inochiのno 男otoko生命inochiのno 晴haれre舞台butai
今日kyouのめでたいnomedetai 千穐楽sensyuurakuをwo
祝iwaってくれたttekureta 皆様minasamaへhe
初日syonichiにni返kaeってtte応kotaえたいetai
役者yakusya冥利myouriにni心kokoroでde泣naいてite
命inochiをwo燃moやすyasu
男otoko花道hanamichi 男otoko花道hanamichi 華hana舞台butai