霧きりにけむる 港みなとに立たち
口笛くちぶえを吹ふけば はるか沖おきに
むせぶような 汽笛きてきが呼よぶよ
目めをとじれば 過すぎた日々ひびの 面影おもかげよぎり
まるで朽くちた船ふねのように 心こころがきしむ
アーアー帰かえらぬ人ひと 何処どこにいるか 幸しあわせならば
群むれにはぐれたのか カモメよ
おまえも ひとり
誰だれもいない 波止場はとばに降ふる
霧雨きりさめがすゝりないて 聞きこえる
馬鹿ばかな俺おれを 責せめるよ 今いまも
何故なぜあの時とき 強つよい愛あいで お前まえを奪うばい
いっそ死しんでしまうことが 出来できなかったのか
アーアー いとしい人ひと 夢ゆめでいつか幸しあわせあげるよ
愛あいにはぐれたのか カモメよ
おまえも ひとり
アーアー いとしい人ひと 夢ゆめでいつか幸しあわせあげるよ
愛あいにはぐれたのか カモメよ
おまえも ひとり
霧kiriにけむるnikemuru 港minatoにni立taちchi
口笛kuchibueをwo吹fuけばkeba はるかharuka沖okiにni
むせぶようなmusebuyouna 汽笛kitekiがga呼yoぶよbuyo
目meをとじればwotojireba 過suぎたgita日々hibiのno 面影omokageよぎりyogiri
まるでmarude朽kuちたchita船funeのようにnoyouni 心kokoroがきしむgakishimu
アaーアaー帰kaeらぬranu人hito 何処dokoにいるかniiruka 幸shiawaせならばsenaraba
群muれにはぐれたのかrenihaguretanoka カモメkamomeよyo
おまえもomaemo ひとりhitori
誰dareもいないmoinai 波止場hatobaにni降fuるru
霧雨kirisameがすgasuゝりないてrinaite 聞kiこえるkoeru
馬鹿bakaなna俺oreをwo 責seめるよmeruyo 今imaもmo
何故nazeあのano時toki 強tsuyoいi愛aiでde おo前maeをwo奪ubaいi
いっそisso死shiんでしまうことがndeshimaukotoga 出来dekiなかったのかnakattanoka
アaーアaー いとしいitoshii人hito 夢yumeでいつかdeitsuka幸shiawaせあげるよseageruyo
愛aiにはぐれたのかnihaguretanoka カモメkamomeよyo
おまえもomaemo ひとりhitori
アaーアaー いとしいitoshii人hito 夢yumeでいつかdeitsuka幸shiawaせあげるよseageruyo
愛aiにはぐれたのかnihaguretanoka カモメkamomeよyo
おまえもomaemo ひとりhitori