怒涛どとう逆巻さかまく 津軽つがるの海うみに
じょんがら吹雪ふぶきが 唄うたになる
十三とさの砂山すなやまナヤェ 三味しゃみの音ねに
乗のって聴きこえる お千代ちよの声こえが
越後えちご長岡ながおか 宿やどはずれ
岩木いわきおろしに 心こころも凍こおる
抱だいてやりたい このぬくもりで
通とおりすがりのナヤェ お地蔵じぞうさんに
両りょう掌てのひら合あわせて 百里ひゃくりの道みちを
今日きょうも野宿のじゅくか 鰺ヶ沢あじがさわ
下北しもきた砂丘さきゅうは 二人ふたりきりか
捜さがしもとめた お千代ちよを抱だいて
雪ゆきは白無垢しろむくナヤェ 花嫁はなよめ衣裳いしょう
弥太やたに抱だかれて 帰かえらぬ人ひとに
よされ吹雪ふぶきが 舞まい上あがる
怒涛dotou逆巻sakamaくku 津軽tsugaruのno海umiにni
じょんがらjongara吹雪fubukiがga 唄utaになるninaru
十三tosaのno砂山sunayamaナヤェnayae 三味syamiのno音neにni
乗noってtte聴kiこえるkoeru おo千代chiyoのno声koeがga
越後echigo長岡nagaoka 宿yadoはずれhazure
岩木iwakiおろしにoroshini 心kokoroもmo凍kooるru
抱daいてやりたいiteyaritai このぬくもりでkononukumoride
通tooりすがりのrisugarinoナヤェnayae おo地蔵jizouさんにsanni
両ryou掌tenohira合aわせてwasete 百里hyakuriのno道michiをwo
今日kyouもmo野宿nojukuかka 鰺ヶ沢ajigasawa
下北shimokita砂丘sakyuuはha 二人futariきりかkirika
捜sagaしもとめたshimotometa おo千代chiyoをwo抱daいてite
雪yukiはha白無垢shiromukuナヤェnayae 花嫁hanayome衣裳isyou
弥太yataにni抱daかれてkarete 帰kaeらぬranu人hitoにni
よされyosare吹雪fubukiがga 舞maいi上aがるgaru