よみ:ぼうきょうのうた
望郷の唄 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
まだ明あけ染そめぬ 山河さんがに向むかい
ただひとり手てを振ふって
別わかれの挨拶あいさつをした
山やまの端はのもみの木きよ
今いまは廃屋はいおくの峠とうげの茶屋ちゃやよ
夜明よあけ待まつ 鳥とり達たちよ 鳥とり達たちよ
もう二度にどと逢あうことはないけれど
情なさけあるならば 母ははの行末ゆくすえ 見守みまもって欲ほしい
ああ男おとこ二十歳はたちの 門出かどでに想おもう 愛惜あいせきと夢ゆめ
ふるさとを捨すてて 得えたのは何なにか
この胸むねに訊きいたとて
答こたえが出でるはずもない
さんざめく巷ちまたの灯ひよ
どこへ走はしるのか夜汽車よぎしゃの汽笛きてきよ
ものいわぬ 星ほし達たちよ 星ほし達たちよ
一杯いっぱいの火ひの酒さけに酔よい痴しれて
おのれ見失みうしない 望のぞみ忘わすれたこの我われを嘲あざわらえ
ああ三十路みそじ過すぎてから 涙なみだで知しった人生じんせいの味あじ
冬ふゆには野辺のべの緑みどりも失うせる
歳月さいげつに抗あらがえず
ものみな老おいて行いくのか
他国たこくを知しらぬまま
母ははは身罷みまかり 御無沙汰ごぶさた
お詫わびの便たよりとて 届とどかない 届とどかない
つらくても帰かえろうか もう一度いちど
今日きょうを生いきること そして明日あしたを考かんがえてみたい
ああつのる里さとごころ 托たくして唄うたう望郷ぼうきょうの唄うた
ただひとり手てを振ふって
別わかれの挨拶あいさつをした
山やまの端はのもみの木きよ
今いまは廃屋はいおくの峠とうげの茶屋ちゃやよ
夜明よあけ待まつ 鳥とり達たちよ 鳥とり達たちよ
もう二度にどと逢あうことはないけれど
情なさけあるならば 母ははの行末ゆくすえ 見守みまもって欲ほしい
ああ男おとこ二十歳はたちの 門出かどでに想おもう 愛惜あいせきと夢ゆめ
ふるさとを捨すてて 得えたのは何なにか
この胸むねに訊きいたとて
答こたえが出でるはずもない
さんざめく巷ちまたの灯ひよ
どこへ走はしるのか夜汽車よぎしゃの汽笛きてきよ
ものいわぬ 星ほし達たちよ 星ほし達たちよ
一杯いっぱいの火ひの酒さけに酔よい痴しれて
おのれ見失みうしない 望のぞみ忘わすれたこの我われを嘲あざわらえ
ああ三十路みそじ過すぎてから 涙なみだで知しった人生じんせいの味あじ
冬ふゆには野辺のべの緑みどりも失うせる
歳月さいげつに抗あらがえず
ものみな老おいて行いくのか
他国たこくを知しらぬまま
母ははは身罷みまかり 御無沙汰ごぶさた
お詫わびの便たよりとて 届とどかない 届とどかない
つらくても帰かえろうか もう一度いちど
今日きょうを生いきること そして明日あしたを考かんがえてみたい
ああつのる里さとごころ 托たくして唄うたう望郷ぼうきょうの唄うた