男おとこ渡世とせいの しがらみゆえに
日陰ひかげ街道かいどう 流転るてん笠かさ
ぐちじゃ弱気よわきじゃ なけれども
時雨しぐれしょぼつく 日ひの暮くれは
泣なけてきやんす 泣なけてきやんす 股旅またたびぐらし
すったもんだの 修羅場しゅらばを越こえて
くぐる宿場しゅくばの 繩なわのれん
五臓六腑ごぞうろっぷに しみわたる
酒さけは男おとこの 子守唄こもりうた
明日あすは晴はれやら 明日あすは晴はれやら 又また雨あめじゃやら
世間せけんうらむな 手前てまえをうらめ
故里くにの親父おやじの どやし声ごえ
芒のぎ葉末すすきはづえに 聴きく夜よるは
俺おれも人ひとの子こ 人並ひとなみに
詫わびておりやす 詫わびておりやす 股もも旅鴉たびがらす
男otoko渡世toseiのno しがらみゆえにshigaramiyueni
日陰hikage街道kaidou 流転ruten笠kasa
ぐちじゃguchija弱気yowakiじゃja なけれどもnakeredomo
時雨shigureしょぼつくsyobotsuku 日hiのno暮kuれはreha
泣naけてきやんすketekiyansu 泣naけてきやんすketekiyansu 股旅matatabiぐらしgurashi
すったもんだのsuttamondano 修羅場syurabaをwo越koえてete
くぐるkuguru宿場syukubaのno 繩nawaのれんnoren
五臓六腑gozouroppuにni しみわたるshimiwataru
酒sakeはha男otokoのno 子守唄komoriuta
明日asuはha晴haれやらreyara 明日asuはha晴haれやらreyara 又mata雨ameじゃやらjayara
世間sekenうらむなuramuna 手前temaeをうらめwourame
故里kuniのno親父oyajiのno どやしdoyashi声goe
芒nogi葉末susukihadueにni 聴kiくku夜yoruはha
俺oreもmo人hitoのno子ko 人並hitonamiにni
詫waびておりやすbiteoriyasu 詫waびておりやすbiteoriyasu 股momo旅鴉tabigarasu