After the rain 歌詞 松たか子 ふりがな付

ひゅるる　ひゅるる　風かぜがゆっくり　頬ほおをなでてく
ざざざ　ざざざ　雨あめが　降ふり出だす前まえの　匂においが好すき

この頃ころちょっとあなた　冷つめたくなった気きがする
だから傘かさがないの　なんて嘘うそをついた

雨あめの音おとは　蜜蜂みつばちの　ささやきのよう
悲かなしくて　さみしくて　笑わらっちゃう

金きんと　銀ぎんと　光ひかりのかけら　街まちを泳およいでる
ひとつ　ふたつ　みっつ　今度こんどの傘かさが　あなただったら

わがままだなってさ　そう思おもうけど　けどね
たぶん今いま　雨あめが世界中せかいじゅうで降ふり出だした

雨上あめあがり　ずぶぬれの　あなたが来くる
晴はれた空そら　傘かささして　帰かえりましょ

出会であった　頃ころの　遠とおい口笛くちぶえ　胸むねに吹ふいてる
シンと　響ひびき　渡わたる　あなたの気持きもち　近ちかく思おもう

ごめんなさいってね　言いわなくちゃねちゃんと
涙なみだひとつ　落おちたら　いつか雨あめが上あがっていた

待またせたねって　ずぶぬれの　あなたが来くる
晴はれた空そら　傘かささして　帰かえりましょ