よみ:わたしのせいきまつかるて
私の世紀末カルテ 歌詞
-
サザンオールスターズ
- 1998.2.11 リリース
- 作詞
- 桑田佳祐
- 作曲
- 桑田佳祐
友情
感動
恋愛
元気
結果
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家いえに帰かえるとテレビが無なくては生いきて行いけません
嘘うそでもいいから刺激しげきが無なくては死しんでしまいます
こんな時代じだいに手紙てがみを書かくのが好すきになりました
他人ひとに己おのれをさらけ出だすのが怖こわくてなりません
闘たたかう事ことや傷きずつく事ことは拒こばむけど
野暮やぼな慰なぐさめにゃホロホロリ
胸むねいっぱい時代じだいの風かぜを吸すい込こむ頃ころがある
こんなに汚よごれた都会とかいの空気くうきを有難ありがたがっていた
いくつになっても未熟みじゅくな自分じぶんを愛いとしく思おもってる
そんな大人おとなが幼おさない我わが子こに道みちを説といている
誰だれかにもらった自由じゆうを疑うたがう事ことはなく
知しらず知しらずうちホロホロリ
可愛かわいい女おんなにゃ優やさしく振ふる舞まう自分じぶんに気付きづいてる
気前きまえの良よさと気きさくなジョークでその場ばを和なごませる
今夜こんやベッドに連つれ込こむ相手あいてに狙ねらいを定さだめても
下心したごころを悟さとられないかと気きにして飲のんでいる
綺麗きれいな女おんな、愉快ゆかいな男おとこ、人ひとは皆みんな
春はると裏腹うらはらにホロホロリ
人間にんげん同士どうしも深入ふかいりするとロクな事ことはない
下手へたに誤解ごかいや裏切うらぎりなんぞを被かぶる筋すじはない
人ひとの絆きずなは付つかず離はなれず希薄きはくな方ほうがいい
その他た大勢おおぜいの群むれに紛まぎれて幸福しあわせ掴つかみたい
歩あゆみの遅おそい者ものを尻目しりめに駆かけ抜ぬけりゃ
友ともは泣なき笑わらいホロホロリ
浮気うわきをするならバレなきゃいいわと笑わらって妻つまは言いう
このごろ帰がえりが遅おそくなったと気遣きづかう振ふりをする
満員電車まんいんでんしゃのビショ濡ぬれ窓まどから我わが家やの屋根やねを見みて
今夜こんやのために昨夜ゆうべと違ちがった言いい訳わけさがしてる
誰だれも知しらない居場所いばしょが欲ほしいそれなのに
愛あいをブラ下さげてホロホロリ
情じょうに流ながせば弱気よわきな態度たいどと傍はたからなじられて
腹はらから怒鳴どなると変かわり者ものだと嗚呼ああ避さけられる
頭あたまを下さげればその場ばはなんとか凌しのげるが
見みて見みぬ振ぶりすりゃ自分じぶんが何なんだか惨みじめになってくる
他人ひとの視線しせんと自分じぶんの評価ひょうかにうろたえりゃ
春はるは柳やなぎさえユラユラリ
母かあさんあなたが歌うたってくれた小唄こうたが懐ゆかしい
この世よに生うまれこの世よで見みたのは時代ときの流ながれだけ
未来みらい世紀せいきも人間ひとの心こころはうつろい易やすいだろう
こんなアジアの片隅かたすみなんかにしがみつきながら
もう背伸せのびをしようなんて言いわないが
せめて泣なかせてよホロホロリ
夢ゆめを捨すてられずホロホロリ
嘘うそでもいいから刺激しげきが無なくては死しんでしまいます
こんな時代じだいに手紙てがみを書かくのが好すきになりました
他人ひとに己おのれをさらけ出だすのが怖こわくてなりません
闘たたかう事ことや傷きずつく事ことは拒こばむけど
野暮やぼな慰なぐさめにゃホロホロリ
胸むねいっぱい時代じだいの風かぜを吸すい込こむ頃ころがある
こんなに汚よごれた都会とかいの空気くうきを有難ありがたがっていた
いくつになっても未熟みじゅくな自分じぶんを愛いとしく思おもってる
そんな大人おとなが幼おさない我わが子こに道みちを説といている
誰だれかにもらった自由じゆうを疑うたがう事ことはなく
知しらず知しらずうちホロホロリ
可愛かわいい女おんなにゃ優やさしく振ふる舞まう自分じぶんに気付きづいてる
気前きまえの良よさと気きさくなジョークでその場ばを和なごませる
今夜こんやベッドに連つれ込こむ相手あいてに狙ねらいを定さだめても
下心したごころを悟さとられないかと気きにして飲のんでいる
綺麗きれいな女おんな、愉快ゆかいな男おとこ、人ひとは皆みんな
春はると裏腹うらはらにホロホロリ
人間にんげん同士どうしも深入ふかいりするとロクな事ことはない
下手へたに誤解ごかいや裏切うらぎりなんぞを被かぶる筋すじはない
人ひとの絆きずなは付つかず離はなれず希薄きはくな方ほうがいい
その他た大勢おおぜいの群むれに紛まぎれて幸福しあわせ掴つかみたい
歩あゆみの遅おそい者ものを尻目しりめに駆かけ抜ぬけりゃ
友ともは泣なき笑わらいホロホロリ
浮気うわきをするならバレなきゃいいわと笑わらって妻つまは言いう
このごろ帰がえりが遅おそくなったと気遣きづかう振ふりをする
満員電車まんいんでんしゃのビショ濡ぬれ窓まどから我わが家やの屋根やねを見みて
今夜こんやのために昨夜ゆうべと違ちがった言いい訳わけさがしてる
誰だれも知しらない居場所いばしょが欲ほしいそれなのに
愛あいをブラ下さげてホロホロリ
情じょうに流ながせば弱気よわきな態度たいどと傍はたからなじられて
腹はらから怒鳴どなると変かわり者ものだと嗚呼ああ避さけられる
頭あたまを下さげればその場ばはなんとか凌しのげるが
見みて見みぬ振ぶりすりゃ自分じぶんが何なんだか惨みじめになってくる
他人ひとの視線しせんと自分じぶんの評価ひょうかにうろたえりゃ
春はるは柳やなぎさえユラユラリ
母かあさんあなたが歌うたってくれた小唄こうたが懐ゆかしい
この世よに生うまれこの世よで見みたのは時代ときの流ながれだけ
未来みらい世紀せいきも人間ひとの心こころはうつろい易やすいだろう
こんなアジアの片隅かたすみなんかにしがみつきながら
もう背伸せのびをしようなんて言いわないが
せめて泣なかせてよホロホロリ
夢ゆめを捨すてられずホロホロリ