母ははの手てにすがり乍ながら 歩あるいたあの道みちを
いつか私わたしも同おなじように 歩あるきたいと思おもってた
思おもい出ではセピア色いろに いつも坂さかの途中とちゅう
大おおきな樟くすの枝えだの向むこう 遠とおく海うみが見みえた
道みちばたの名なもない花はな あなたに見みえますか
ある時とき母ははは振ふり向むいて 約束やくそくしようと云いった
それぞれに人ひとは誰だれも 自分じぶんの色いろで咲さく
いつか必かならずしあわせに 咲さくと約束やくそくしてね
悲かなしみは棘とげに変かわってく
甘あまえたら色いろは褪あせてゆく
思おもいどおりには 生いきられないけれど
一生懸命いっしょうけんめい咲さいてね
あなたの背中せなかはいつも とてもあたたかだった
どんな時ときでも私わたしを 信しんじてくれた
憶おぼえています必かならず 約束やくそくは守まもります
あの人ひとと二人ふたりきっと 笑顔えがおで咲さきます
母hahaのno手teにすがりnisugari乍nagaらra 歩aruいたあのitaano道michiをwo
いつかitsuka私watashiもmo同onaじようにjiyouni 歩aruきたいとkitaito思omoってたtteta
思omoいi出deはhaセピアsepia色iroにni いつもitsumo坂sakaのno途中tochuu
大ooきなkina樟kusuのno枝edaのno向muこうkou 遠tooくku海umiがga見miえたeta
道michiばたのbatano名naもないmonai花hana あなたにanatani見miえますかemasuka
あるaru時toki母hahaはha振fuりri向muいてite 約束yakusokuしようとshiyouto云iったtta
それぞれにsorezoreni人hitoはha誰dareもmo 自分jibunのno色iroでde咲saくku
いつかitsuka必kanaraずしあわせにzushiawaseni 咲saくとkuto約束yakusokuしてねshitene
悲kanaしみはshimiha棘togeにni変kaわってくwatteku
甘amaえたらetara色iroはha褪aせてゆくseteyuku
思omoいどおりにはidooriniha 生iきられないけれどkirarenaikeredo
一生懸命issyoukenmei咲saいてねitene
あなたのanatano背中senakaはいつもhaitsumo とてもあたたかだったtotemoatatakadatta
どんなdonna時tokiでもdemo私watashiをwo 信shinじてくれたjitekureta
憶oboえていますeteimasu必kanaraずzu 約束yakusokuはha守mamoりますrimasu
あのano人hitoとto二人futariきっとkitto 笑顔egaoでde咲saきますkimasu