手首てくびの傷きずを時計とけいでかくして 明あかるく振ふるまうの
化粧けしょう道具どうぐもあの時ときのまま 口紅くちべにも折おれたままよ
貴方あなたがくれたピアスも 港みなとから海うみに捨すてたわ
熱あつい指先ゆびさきで触ふれた この耳みみたぶも冷つめたいわ
私わたしを抱だいたその腕うでで 今夜こんやは誰だれを抱だいてるの
悔くやしいわけじゃないけど 少すこしだけ気きになるの不思議ふしぎね
抱だきあう度たびに別離わかれの歌うたが 聞きこえた気きがした
広ひろい世界せかいを狭せまく生いきても それが幸福こうふくだった
レストランの片隅かたすみで はじめての煙草たばこを吸すえば
苦くるしさに涙なみだあふれた 淋さびしさに涙なみだあふれた
まわりの人ひとが遠とおくから 私わたしを盗ぬすみ見みしてるけど
このままかまわないでいて 想おもい出でのこの店みせに居いさせて
貴方あなたがかけたこの椅子いすに 手てのひらを押おしあててみた
その冷つめたさが教おしえてた あの夏なつの日ひは終おわったと
まわりの人ひとが遠とおくから 私わたしを盗ぬすみ見みしてるけど
せめてこの店みせが終おわるまで 想おもい出でのこの場所ばしょに居いさせて
手首tekubiのno傷kizuをwo時計tokeiでかくしてdekakushite 明akaるくruku振fuるまうのrumauno
化粧kesyou道具douguもあのmoano時tokiのままnomama 口紅kuchibeniもmo折oれたままよretamamayo
貴方anataがくれたgakuretaピアスpiasuもmo 港minatoからkara海umiにni捨suてたわtetawa
熱atsuいi指先yubisakiでde触fuれたreta このkono耳mimiたぶもtabumo冷tsumeたいわtaiwa
私watashiをwo抱daいたそのitasono腕udeでde 今夜konyaはha誰dareをwo抱daいてるのiteruno
悔kuyaしいわけじゃないけどshiiwakejanaikedo 少sukoしだけshidake気kiになるのninaruno不思議fushigiねne
抱daきあうkiau度tabiにni別離wakareのno歌utaがga 聞kiこえたkoeta気kiがしたgashita
広hiroいi世界sekaiをwo狭semaくku生iきてもkitemo それがsorega幸福koufukuだったdatta
レストランresutoranのno片隅katasumiでde はじめてのhajimeteno煙草tabakoをwo吸suえばeba
苦kuruしさにshisani涙namidaあふれたafureta 淋sabiしさにshisani涙namidaあふれたafureta
まわりのmawarino人hitoがga遠tooくからkukara 私watashiをwo盗nusuみmi見miしてるけどshiterukedo
このままかまわないでいてkonomamakamawanaideite 想omoいi出deのこのnokono店miseにni居iさせてsasete
貴方anataがかけたこのgakaketakono椅子isuにni 手teのひらをnohirawo押oしあててみたshiatetemita
そのsono冷tsumeたさがtasaga教oshiえてたeteta あのano夏natsuのno日hiはha終oわったとwattato
まわりのmawarino人hitoがga遠tooくからkukara 私watashiをwo盗nusuみmi見miしてるけどshiterukedo
せめてこのsemetekono店miseがga終oわるまでwarumade 想omoいi出deのこのnokono場所basyoにni居iさせてsasete