糸車いとぐるま、からり… 天てんに回まわる人ひとの情なさけ
糸車いとぐるま、からからり… 手てを繋つないで輪わを作つくる
背負せおった痛いたみの分ぶんだけ 人ひとは強つよくなれる
流ながした涙なみだの数かずだけ 人ひとは優やさしくなれる
糸車いとぐるま、からり… 天てんに回まわる人ひとの情なさけ
糸車いとぐるま、からからり… 手てを繋つないで輪わを作つくる
その最期さいごは 何なにを思おもい 消きえたのか
「お前まえのせいだ」と、何故なぜ言いわないのか
遍路へんろの旅たびに出でることを 強つよく心こころに秘ひめ
一途いちずの信義しんぎあるのみと どうか 立たち止どまらないで
糸車いとぐるま、からり… 天てんに回まわる人ひとの情なさけ
糸車いとぐるま、からからり… 義ぎを番つがえて和わを紡つむぐ
その刹那せつなは 誰だれを想おもい 果はてたのか
「支かえになれた」と、何故なぜ笑わらえるのか
不義理ふぎりは舞まい戻もどることを 強つよく胸むねに刻きざみ
邪よこしまな心こころを捨すてて どうか 誑たぶらかさないで
行いくか退しりぞくか どうするか 行いく先さきに何なにがあるのか
生いきて生いきて生いき抜ぬいて 使命しめいを果はたすのみと
糸車いとぐるま、からり… 天てんに回まわる人ひとの情なさけ
糸車いとぐるま、からからり… 世よを通つうじて環わが続つづく
その今際いまわに 何なにを残のこし 尽つきたのか
「後悔こうかいはない」と、何故なぜ誇ほこれるのか
報むくいは求もとめないことを 強つよく肝きもに銘めいじ
恩義おんぎを忘わすれないように どうか 嵩かさにかかないで
糸車itoguruma、からりkarari… 天tenにni回mawaるru人hitoのno情nasaけke
糸車itoguruma、からからりkarakarari… 手teをwo繋tsunaいでide輪waをwo作tsukuるru
背負seoったtta痛itaみのmino分bunだけdake 人hitoはha強tsuyoくなれるkunareru
流nagaしたshita涙namidaのno数kazuだけdake 人hitoはha優yasaしくなれるshikunareru
糸車itoguruma、からりkarari… 天tenにni回mawaるru人hitoのno情nasaけke
糸車itoguruma、からからりkarakarari… 手teをwo繋tsunaいでide輪waをwo作tsukuるru
そのsono最期saigoはha 何naniをwo思omoいi 消kiえたのかetanoka
「おo前maeのせいだnoseida」とto、何故naze言iわないのかwanainoka
遍路henroのno旅tabiにni出deることをrukotowo 強tsuyoくku心kokoroにni秘hiめme
一途ichizuのno信義shingiあるのみとarunomito どうかdouka 立taちchi止doまらないでmaranaide
糸車itoguruma、からりkarari… 天tenにni回mawaるru人hitoのno情nasaけke
糸車itoguruma、からからりkarakarari… 義giをwo番tsugaえてete和waをwo紡tsumuぐgu
そのsono刹那setsunaはha 誰dareをwo想omoいi 果haてたのかtetanoka
「支kaえになれたeninareta」とto、何故naze笑waraえるのかerunoka
不義理fugiriはha舞maいi戻modoることをrukotowo 強tsuyoくku胸muneにni刻kizaみmi
邪yokoshimaなna心kokoroをwo捨suててtete どうかdouka 誑taburaかさないでkasanaide
行iくかkuka退shirizoくかkuka どうするかdousuruka 行iくku先sakiにni何naniがあるのかgaarunoka
生iきてkite生iきてkite生iきki抜nuいてite 使命shimeiをwo果haたすのみとtasunomito
糸車itoguruma、からりkarari… 天tenにni回mawaるru人hitoのno情nasaけke
糸車itoguruma、からからりkarakarari… 世yoをwo通tsuuじてjite環waがga続tsuduくku
そのsono今際imawaにni 何naniをwo残nokoしshi 尽tsuきたのかkitanoka
「後悔koukaiはないhanai」とto、何故naze誇hokoれるのかrerunoka
報mukuいはiha求motoめないことをmenaikotowo 強tsuyoくku肝kimoにni銘meiじji
恩義ongiをwo忘wasuれないようにrenaiyouni どうかdouka 嵩kasaにかかないでnikakanaide