北きたの最さいはて 船ふね追おいかけて
カモメ一羽いちわが ついて来くる
振ふりきれ 振ふりきれ 恋こいみれん
砕くだけて 砕くだけて 沫あわになれ
いまも切せつなく わたしの胸むねに
残のこるあなたを 捨すてにゆく
好すきな想おもいが 恨うらみにかわる
こんな悲かなしい ことはない
どうして どうして 出でる涙なみだ
女おんなの 女おんなの 意気地いくじなさ
クイン宗谷そうやの デッキにひとり
鉛なまりいろした 沖おきを見みる
利尻りしりまわりの ちいさな旅路たびじ
あれは礼文れいぶんの 島しまかげか
振ふりきれ 振ふりきれ なにもかも
東京とうきょう 東京とうきょう ふり向むくな
せめて今夜こんやは 静しずかな宿やどで
夢ゆめを みないで 眠ねむりたい
北kitaのno最saiはてhate 船fune追oいかけてikakete
カモメkamome一羽ichiwaがga ついてtsuite来kuるru
振fuりきれrikire 振fuりきれrikire 恋koiみれんmiren
砕kudaけてkete 砕kudaけてkete 沫awaになれninare
いまもimamo切setsuなくnaku わたしのwatashino胸muneにni
残nokoるあなたをruanatawo 捨suてにゆくteniyuku
好suきなkina想omoいがiga 恨uraみにかわるminikawaru
こんなkonna悲kanaしいshii ことはないkotohanai
どうしてdoushite どうしてdoushite 出deるru涙namida
女onnaのno 女onnaのno 意気地ikujiなさnasa
クインkuin宗谷souyaのno デッキdekkiにひとりnihitori
鉛namariいろしたiroshita 沖okiをwo見miるru
利尻rishiriまわりのmawarino ちいさなchiisana旅路tabiji
あれはareha礼文reibunのno 島shimaかげかkageka
振fuりきれrikire 振fuりきれrikire なにもかもnanimokamo
東京toukyou 東京toukyou ふりfuri向muくなkuna
せめてsemete今夜konyaはha 静shizuかなkana宿yadoでde
夢yumeをwo みないでminaide 眠nemuりたいritai