情なさけかさねりゃ 深ふかみにはまる
知しっていたのに また泣なかされた
酒さけのちからで 別わかれてくれと
云いった男おとこの ずるさが見みえて
咲さかす未練みれんの こころ花ばな
髪かみのみだれを 夜風よかぜがはらう
はらいきれない 面影おもかげひとつ
苦労くろうさせぬと あんたは抱いだいた
嘘うそを信しんじた わたしが悪わるい
歩あるく足元あしもと 水みずたまり
花はなの都みやこと 世間せけんじゃ云いうが
どこに咲さいてる しあわせ花ばなは
もっと上手じょうずに 生いきられないか
月つきがやさしく 微笑ほほえむけれど
袋小路ふくろこうじの こころ花ばな
情nasaけかさねりゃkekasanerya 深fukaみにはまるminihamaru
知shiっていたのにtteitanoni またmata泣naかされたkasareta
酒sakeのちからでnochikarade 別wakaれてくれとretekureto
云iったtta男otokoのno ずるさがzurusaga見miえてete
咲saかすkasu未練mirenのno こころkokoro花bana
髪kamiのみだれをnomidarewo 夜風yokazeがはらうgaharau
はらいきれないharaikirenai 面影omokageひとつhitotsu
苦労kurouさせぬとsasenuto あんたはantaha抱idaいたita
嘘usoをwo信shinじたjita わたしがwatashiga悪waruいi
歩aruくku足元ashimoto 水mizuたまりtamari
花hanaのno都miyakoとto 世間sekenじゃja云iうがuga
どこにdokoni咲saいてるiteru しあわせshiawase花banaはha
もっとmotto上手jouzuにni 生iきられないかkirarenaika
月tsukiがやさしくgayasashiku 微笑hohoeむけれどmukeredo
袋小路fukurokoujiのno こころkokoro花bana