さよならサブカルチャー 歌詞 アーバンギャルド ふりがな付

さよならサブカルチャー
わたしのサブカルチャー
鏡かがみのなか わたしを殺ころしたの

誰だれも知しらない知しられたくない
誰だれかの歌うた初はじめて聴きいたとき
恋こいしたの 震ふるえたの 涙なみだを流ながしたの
誰だれもいない教室きょうしつの隅すみに
置おき去ざりにしてきたノート・ブック
書かきつけた 聴ききつけた 言葉ことばを手探てさぐりで

世紀末せいきまつの大予言だいよげんおしえて
少女しょうじょが言いう 「世界せかいを滅ほろぼして」
神様かみさまは世界せかいを終おわらす代かわりに
キスをくれたの

誰だれかに聴きかせたいわたしの気持きもち
うまく話はなせないでも聴きいて
この歌うたが この歌うたが わたしを歌うたってる

知しってたの ミニシアター抜ぬけて
夜よるの街まち 赤あかい靴くつさがして
知しってたの 世界せかいは終おわらない
でも少女しょうじょのわたしが
終おわったの

さよならサブカルチャー
死しねないわたし サブカルチャー
知しらない世界せかいの果はてまでも
つれてって

さよならサブカルチャー
生いきたいわたし サブカルチャー
壊こわれた世界せかいの果はての果はて
恋こいに恋こいしてたの

誰だれにもわからないわたしの気持きもち
検索けんさくしても出でてこなくて
見みつけてよ 見みつけてよ 遠とおくで叫さけんでる
誰だれにもなれないわたしはなれない
だから誰だれかになりすまして
メイクする 髪かみを切きる ケータイ覗のぞいてる

知しりたいの
人類じんるいの結末けつまつ
終おわれない
マンガのエピローグ
知しりたくない
青春せいしゅんの最期さいごは
一秒いちびょうずつわたしが
嘘うそになる

さよならノーフューチャー
あの日ひ聴きいた ノーフューチャー
死しにゆく世界せかいへ何処どこまでも
いざなって

さよならノーフューチャー
いま流ながれる ノーフューチャー
ポータブルして 何度なんども聴きいて
いつも歌うたってたの

恋こいしたレコードも埃ほこりをかぶってく
肩かたが出でそうなワンピース もう着きられない
ピカピカの街まちは色褪いろあせてく
少女しょうじょのわたしを捨すてて

さよならサブカルチャー
さよならわたし サブカルチャー
せつない未来みらいはポケットにしまって

さよならサブカルチャー
さよならあなた サブカルチャー
消きえてく世界せかいの果はての果はて
さよなら

いかないで