たとえば俺おれが 死しんだなら
いのちのすべてを 灰はいにして
北きたの空ぞらから 撒まいてくれ
ハマナスよりも なお赤あかく なお燃もえて
原生花園げんせいかえんに 咲さくだろう 咲さくだろう
たとえば遠とおい 旅たびに出でて
そのまゝま人生じんせい 終おわれたら
俺おれにしてみりゃ 悔くいはない
嘆なげくな泣なくな わが妻つまよ いとし子ごよ
わかれてゆくのも また定さだめ また定さだめ
たとえば生うまれ 替かえれたら
さすらい流ながれる うたを抱いだき
俺おれはやっぱり 俺おれになる
無人むじんの駅えきを あとにして 腕うでまくら
悠々ゆうゆう夕陽ゆうひと ふたりづれ ふたりづれ
たとえばtatoeba俺oreがga 死shiんだならndanara
いのちのすべてをinochinosubetewo 灰haiにしてnishite
北kitaのno空zoraからkara 撒maいてくれitekure
ハマナスhamanasuよりもyorimo なおnao赤akaくku なおnao燃moえてete
原生花園genseikaenにni 咲saくだろうkudarou 咲saくだろうkudarou
たとえばtatoeba遠tooいi 旅tabiにni出deてte
そのまsonomaゝma人生jinsei 終owaれたらretara
俺oreにしてみりゃnishitemirya 悔kuiはないhanai
嘆nageくなkuna泣naくなkuna わがwaga妻tsumaよyo いとしitoshi子goよyo
わかれてゆくのもwakareteyukunomo またmata定sadaめme またmata定sadaめme
たとえばtatoeba生umaれre 替kaeれたらretara
さすらいsasurai流nagaれるreru うたをutawo抱idaきki
俺oreはやっぱりhayappari 俺oreになるninaru
無人mujinのno駅ekiをwo あとにしてatonishite 腕udeまくらmakura
悠々yuuyuu夕陽yuuhiとto ふたりづれfutaridure ふたりづれfutaridure