青春譜 歌詞 五木ひろし ふりがな付

丸まるい小ちいさな陽ひざしが
部屋へやの片隅かたすみ 横切よこぎった
北向きたむきの部屋へやだけど
ふたりの世界せかいがあった
肩かたをたがいに寄よせあい
カーテンのない窓越まどごしに
寒さむそうな空そら見上みあげ
きれいな星ほしねと言いった

青春せいしゅんと呼よぶには
貧まずしすぎたけど
若わかさだけで生いきていた
あの頃ころ… あの頃ころ…

長ながいマフラーふたりで
首くびに巻まいてはよく行いった
夕暮ゆうぐれの公園こうえんは
落葉おちばがカサカサ鳴なった
屋台やたいそば屋やのおじさんは
太ふとい指ゆびで箸はしをとり
苦くるしさに負まけるなと
熱あついラーメンくれた

青春せいしゅんと呼よぶには
貧まずしすぎたけど
若わかさだけで生いきていた
あの頃ころ… あの頃ころ…

若わかさだけで 生いきていた
あの頃ころ… あの頃ころ…