盆ぼんもそろそろ 十日とおかを過すぎて
女おんなごころに 秋あきの風かぜ
酔よえばこんなに あなたが近ちかい
はぐれこおろぎ 軒のきで鳴なきます
あなた恋こいしい 酒さけひとり
駄目だめなわたしの わがままさえも
きっと無理むりして 聞きいたのね
口くちの重おもさも やさしさでした
膝ひざにはらはら こぼれる涙なみだ
わたし詫わびたい あの頃ころを
いつかもう一度いちど 暮くらせたならば
命いのち預あずけて 尽つくしたい
ひとりぼっちの 女おんなを覗のぞく
窓まどの硝子がらすに 夕月ゆうづきひとつ
好すきと伝つたえて この想おもい
盆bonもそろそろmosorosoro 十日tookaをwo過suぎてgite
女onnaごころにgokoroni 秋akiのno風kaze
酔yoえばこんなにebakonnani あなたがanataga近chikaいi
はぐれこおろぎhagurekoorogi 軒nokiでde鳴naきますkimasu
あなたanata恋koiしいshii 酒sakeひとりhitori
駄目dameなわたしのnawatashino わがままさえもwagamamasaemo
きっとkitto無理muriしてshite 聞kiいたのねitanone
口kuchiのno重omoさもsamo やさしさでしたyasashisadeshita
膝hizaにはらはらniharahara こぼれるkoboreru涙namida
わたしwatashi詫waびたいbitai あのano頃koroをwo
いつかもうitsukamou一度ichido 暮kuraせたならばsetanaraba
命inochi預azuけてkete 尽tsuくしたいkushitai
ひとりぼっちのhitoribotchino 女onnaをwo覗nozoくku
窓madoのno硝子garasuにni 夕月yuudukiひとつhitotsu
好suきとkito伝tsutaえてete このkono想omoいi