君きみは傘屋かさやさん
誰だれかが泣ないてうずくまる時とき
優やさしく笑わらって 差さし出だしてくれる人ひと
君きみは傘屋かさやさん
雨あめに降ふられていじける僕ぼくに
差させてよかったなって 一緒いっしょに入いれてくれる人ひと
みんな君きみがくれた傘かさのおかげで帰かえっていったあと
少すこし寂さびしそうにどこかを見みつめる横顔よこがおを眺ながめていた
遠とおくから「バカだな」って
君きみがようやく帰かえってこうとするときに まだまだ雨あめは降ふりやまないままで
もうその手てには 何なにもなくって すぶ濡ぬれのまま一人ひとり帰かえろうとするから
僕ぼくはおバカさん
そんな君きみになぜか胸むねが痛いたんで
「一緒いっしょに帰かえろう。」追おいかけてしまう人ひと
そして気付きづいた
君きみに差さし出だせる優やさしさはぜんぶ
結局けっきょく君きみからもらったものだったんだ
いつも誰だれかのために生いきる君きみにもやもやもしていた
誰だれにでもじゃなくていいよ どうせなら どうか僕ぼくを選えらんでよ
傷きずついたっていいよ
二人ふたりで差さす傘かさは頼たよりないままで なんだかんだ濡ぬれたままになっちゃって
喧嘩けんかをしたり ふざけ合あったり 小ちいさな世界せかいで二人ふたりじめしていたいな
君きみはいつも泣なきそうになる時ときに顔かおをくしゃくしゃにして笑わらっちゃうから
そのたび僕ぼくは 「ごめん」って言いうから
君きみもおおめに見みて許ゆるしてほしいな
これまでの過去かこなんて雨あめが流ながしていくさ
適当てきとうなこと言いって もう少すこしだけ 遠回とおまわり
二人ふたりの間あいだに雨あめがやまない日ひも そこに差さす傘かさが見みつからないときも
ずぶ濡ぬれになって 傷きずだらけになって
それも「楽たのしいね。」って笑わらい合ごうえる気きがするから
ずっとずっと一緒いっしょに居いてくれないか?
僕ぼくの隣となりで歳としを取とってみませんか
大おおげさだなって泣なき笑わらいになって
夕立ゆうだちのせいにしてもう一度いちどこっそりキスをしよう
「そう言いえばさっきの返事へんじはどうなの?」
情なさけない僕ぼくの腕うでを強つよく引ひいて
濡ぬれたまつ毛げのままで また君きみがくしゃくしゃに笑わらったら
君kimiはha傘屋kasayaさんsan
誰dareかがkaga泣naいてうずくまるiteuzukumaru時toki
優yasaしくshiku笑waraってtte 差saしshi出daしてくれるshitekureru人hito
君kimiはha傘屋kasayaさんsan
雨ameにni降fuられていじけるrareteijikeru僕bokuにni
差saせてよかったなってseteyokattanatte 一緒issyoにni入iれてくれるretekureru人hito
みんなminna君kimiがくれたgakureta傘kasaのおかげでnookagede帰kaeっていったあとtteittaato
少sukoしshi寂sabiしそうにどこかをshisounidokokawo見miつめるtsumeru横顔yokogaoをwo眺nagaめていたmeteita
遠tooくからkukara「バカbakaだなdana」ってtte
君kimiがようやくgayouyaku帰kaeってこうとするときにttekoutosurutokini まだまだmadamada雨ameはha降fuりやまないままでriyamanaimamade
もうそのmousono手teにはniha 何naniもなくってmonakutte すぶsubu濡nuれのままrenomama一人hitori帰kaeろうとするからroutosurukara
僕bokuはおhaoバカbakaさんsan
そんなsonna君kimiになぜかninazeka胸muneがga痛itaんでnde
「一緒issyoにni帰kaeろうrou。」追oいかけてしまうikaketeshimau人hito
そしてsoshite気付kiduいたita
君kimiにni差saしshi出daせるseru優yasaしさはぜんぶshisahazenbu
結局kekkyoku君kimiからもらったものだったんだkaramorattamonodattanda
いつもitsumo誰dareかのためにkanotameni生iきるkiru君kimiにもやもやもしていたnimoyamoyamoshiteita
誰dareにでもじゃなくていいよnidemojanakuteiiyo どうせならdousenara どうかdouka僕bokuをwo選eraんでよndeyo
傷kizuついたっていいよtsuitatteiiyo
二人futariでde差saすsu傘kasaはha頼tayoりないままでrinaimamade なんだかんだnandakanda濡nuれたままになっちゃってretamamaninatchatte
喧嘩kenkaをしたりwoshitari ふざけfuzake合aったりttari 小chiiさなsana世界sekaiでde二人futariじめしていたいなjimeshiteitaina
君kimiはいつもhaitsumo泣naきそうになるkisouninaru時tokiにni顔kaoをくしゃくしゃにしてwokusyakusyanishite笑waraっちゃうからtchaukara
そのたびsonotabi僕bokuはha 「ごめんgomen」ってtte言iうからukara
君kimiもおおめにmooomeni見miてte許yuruしてほしいなshitehoshiina
これまでのkoremadeno過去kakoなんてnante雨ameがga流nagaしていくさshiteikusa
適当tekitouなことnakoto言iってtte もうmou少sukoしだけshidake 遠回toomawaりri
二人futariのno間aidaにni雨ameがやまないgayamanai日hiもmo そこにsokoni差saすsu傘kasaがga見miつからないときもtsukaranaitokimo
ずぶzubu濡nuれになってreninatte 傷kizuだらけになってdarakeninatte
それもsoremo「楽tanoしいねshiine。」ってtte笑waraいi合gouえるeru気kiがするからgasurukara
ずっとずっとzuttozutto一緒issyoにni居iてくれないかtekurenaika?
僕bokuのno隣tonaりでride歳toshiをwo取toってみませんかttemimasenka
大ooげさだなってgesadanatte泣naきki笑waraいになってininatte
夕立yuudachiのせいにしてもうnoseinishitemou一度ichidoこっそりkossoriキスkisuをしようwoshiyou
「そうsou言iえばさっきのebasakkino返事henjiはどうなのhadounano?」
情nasaけないkenai僕bokuのno腕udeをwo強tsuyoくku引hiいてite
濡nuれたまつretamatsu毛geのままでnomamade またmata君kimiがくしゃくしゃにgakusyakusyani笑waraったらttara