今日きょうも街まちがオレンジ色いろに溶とける頃ころ
後うしろ髪がみひかれながら
帰かえりゆく人ひとの群むれを眺ながめていた
僕ぼくらはいつも行方ゆくえ知しれず
現実げんじつを逃のがれてみたい
君きみの手てを引ひき彷徨さまよう
ここはあの時ときのままで
染しみ付ついた記憶きおくの部屋へや
明日あすに帰かえるまで
せめて今いまだけは
君きみをここに閉とじ込こめたいのさ
あの日ひ分わかれ道みち
他ほかにもあったのに
僕ぼくの胸むねを叩たたいて泣ないたよ
溜息ためいきが霧きりとなり夜明よあけがきて
つま先さき鳴ならす音おとが響ひびく
現実げんじつは幻まぼろしみたい
僕ぼくは時々ときどき血迷ちまよう
ここはあの時ときのままで
染しみ付ついた記憶きおくの部屋へや
君きみに沈しずむとき 視線しせんが合あうとき
隠かくした想おもいがこの胸むねになだれ込こむ
言葉ことばじゃなくなって
心こころもなくなって
まるで失うしなわれた世界せかいに
あの日ひ分わかれ道みち
走はしりきれたのに
同おなじ夢ゆめは二度にどと見みれない
今日kyouもmo街machiがgaオレンジorenji色iroにni溶toけるkeru頃koro
後ushiろro髪gamiひかれながらhikarenagara
帰kaeりゆくriyuku人hitoのno群muれをrewo眺nagaめていたmeteita
僕bokuらはいつもrahaitsumo行方yukue知shiれずrezu
現実genjitsuをwo逃nogaれてみたいretemitai
君kimiのno手teをwo引hiきki彷徨samayoうu
ここはあのkokohaano時tokiのままでnomamade
染shiみmi付tsuいたita記憶kiokuのno部屋heya
明日asuにni帰kaeるまでrumade
せめてsemete今imaだけはdakeha
君kimiをここにwokokoni閉toじji込koめたいのさmetainosa
あのano日hi分waかれkare道michi
他hokaにもあったのにnimoattanoni
僕bokuのno胸muneをwo叩tataいてite泣naいたよitayo
溜息tameikiがga霧kiriとなりtonari夜明yoaけがきてkegakite
つまtsuma先saki鳴naらすrasu音otoがga響hibiくku
現実genjitsuはha幻maboroshiみたいmitai
僕bokuはha時々tokidoki血迷chimayoうu
ここはあのkokohaano時tokiのままでnomamade
染shiみmi付tsuいたita記憶kiokuのno部屋heya
君kimiにni沈shizuむときmutoki 視線shisenがga合aうときutoki
隠kakuしたshita想omoいがこのigakono胸muneになだれninadare込koむmu
言葉kotobaじゃなくなってjanakunatte
心kokoroもなくなってmonakunatte
まるでmarude失ushinaわれたwareta世界sekaiにni
あのano日hi分waかれkare道michi
走hashiりきれたのにrikiretanoni
同onaじji夢yumeはha二度nidoとto見miれないrenai