愛あいの渦潮うずしお 逆巻さかまく未練みれん
海峡かいきょう渡わたる 女おんなの胸むねに
凍こおり付つくよな しぶきが刺ささる
捨すてて来きました 悲かなしみは
遥はるか彼方かなたに 見みえ隠かくれ
津軽つがるの港みなと 旅出でたときに
今いまは引ひき潮しお 心こころも軋きしむ
海峡かいきょう越こえる 海鳥うみどりさえも
潮しおの流ながれに 戸惑とまどうばかり
長ながい黒髪くろかみ 切きりました
もとへ戻もどれぬ 宿命さだめなら
津軽つがるの海うみを 何処どこまでも
北きたへ走はしれば 波立なみだつばかり
海峡かいきょう染そめる 願ねがい火ひ遠とおく
釣瓶つるべ落おとしで 真冬まふゆの海うみへ
おんな片かた恋こい ひとり旅たび
胸むねに花はな咲さく 春はるはいつ
津軽つがるの里さとへ 戻もどる日ひに
愛aiのno渦潮uzushio 逆巻sakamaくku未練miren
海峡kaikyou渡wataるru 女onnaのno胸muneにni
凍kooりri付tsuくよなkuyona しぶきがshibukiga刺saさるsaru
捨suててtete来kiましたmashita 悲kanaしみはshimiha
遥haruかka彼方kanataにni 見miえe隠kakuれre
津軽tsugaruのno港minato 旅出detaときにtokini
今imaはha引hiきki潮shio 心kokoroもmo軋kishiむmu
海峡kaikyou越koえるeru 海鳥umidoriさえもsaemo
潮shioのno流nagaれにreni 戸惑tomadoうばかりubakari
長nagaいi黒髪kurokami 切kiりましたrimashita
もとへmotohe戻modoれぬrenu 宿命sadameならnara
津軽tsugaruのno海umiをwo 何処dokoまでもmademo
北kitaへhe走hashiればreba 波立namidaつばかりtsubakari
海峡kaikyou染soめるmeru 願negaいi火hi遠tooくku
釣瓶tsurube落oとしでtoshide 真冬mafuyuのno海umiへhe
おんなonna片kata恋koいi ひとりhitori旅tabi
胸muneにni花hana咲saくku 春haruはいつhaitsu
津軽tsugaruのno里satoへhe 戻modoるru日hiにni