百里ひゃくり千里せんりを 歩あるいても
歩あるくだけでは 能のうがない
ましてやくざな 仁義じんぎ沙汰ざた
広ひろい世間せけんを 狭せまくして
どこに男おとこのどこに男おとこの 明日あすがある
はなればなれに 散ちる雲くもに
訊きいて応こたえが 出でるものか
一ひとつしかない 命いのちなら
一ひとつしかない ふるさとの
せめて畳たたみのせめて畳たたみの 上うえで死しね
意地いじと情なさけは 垣根かきね越ごし
それが道理どうりと 知しりながら
知しった道理どうりの 裏うらをゆく
野暮やぼな野郎やろうの 意地いじッ張ぱり
今日きょうも草鞋わらじの今日きょうも草鞋わらじの 紐ひもが泣なく
百里hyakuri千里senriをwo 歩aruいてもitemo
歩aruくだけではkudakedeha 能nouがないganai
ましてやくざなmashiteyakuzana 仁義jingi沙汰zata
広hiroいi世間sekenをwo 狭semaくしてkushite
どこにdokoni男otokoのどこにnodokoni男otokoのno 明日asuがあるgaaru
はなればなれにhanarebanareni 散chiるru雲kumoにni
訊kiいてite応kotaえがega 出deるものかrumonoka
一hitoつしかないtsushikanai 命inochiならnara
一hitoつしかないtsushikanai ふるさとのfurusatono
せめてsemete畳tatamiのせめてnosemete畳tatamiのno 上ueでde死shiねne
意地ijiとto情nasaけはkeha 垣根kakine越goしshi
それがsorega道理douriとto 知shiりながらrinagara
知shiったtta道理douriのno 裏uraをゆくwoyuku
野暮yaboなna野郎yarouのno 意地ijiッxtu張paりri
今日kyouもmo草鞋warajiのno今日kyouもmo草鞋warajiのno 紐himoがga泣naくku