樹齢じゅれい百年ひゃくねん そびえる幹みきも
ちいさな芽めから はじまった
裸一貫はだかいっかん 何なんにもなけりゃ
何なんでもできるよ ねえあんた
遥はるかに見みえる 富士山ふじさんを
てのひらに乗のせて 春はるを待まつ
月つきの満みち欠かけ 流ながれる星ほしも
大おおきな天てんの 懐ふところで
夢ゆめに一筋ひとすじ こうだと決きめりゃ
何なんとかなるさと 腹はらくくれ
遥はるかに見みえる 富士山ふじさんを
てのひらで掴つかみ 夏なつをゆく
ひとみ凝こらして 見みえないものは
ひとみを閉とじて 胸むねに訊きく
男一匹おとこいっぴき 勝負しょうぶの時ときは
私わたしの命いのちも さあ賭かけろ
遥はるかに見みえる 富士山ふじさんに
てのひらを伸のばし 冬ふゆを越こす
樹齢jurei百年hyakunen そびえるsobieru幹mikiもmo
ちいさなchiisana芽meからkara はじまったhajimatta
裸一貫hadakaikkan 何nanにもなけりゃnimonakerya
何nanでもできるよdemodekiruyo ねえあんたneeanta
遥haruかにkani見miえるeru 富士山fujisanをwo
てのひらにtenohirani乗noせてsete 春haruをwo待maつtsu
月tsukiのno満miちchi欠kaけke 流nagaれるreru星hoshiもmo
大ooきなkina天tenのno 懐futokoroでde
夢yumeにni一筋hitosuji こうだとkoudato決kiめりゃmerya
何nanとかなるさとtokanarusato 腹haraくくれkukure
遥haruかにkani見miえるeru 富士山fujisanをwo
てのひらでtenohirade掴tsukaみmi 夏natsuをゆくwoyuku
ひとみhitomi凝koらしてrashite 見miえないものはenaimonoha
ひとみをhitomiwo閉toじてjite 胸muneにni訊kiくku
男一匹otokoippiki 勝負syoubuのno時tokiはha
私watashiのno命inochiもmo さあsaa賭kaけろkero
遥haruかにkani見miえるeru 富士山fujisanにni
てのひらをtenohirawo伸noばしbashi 冬fuyuをwo越koすsu