君知らず 歌詞
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わが名なを書かけぬ 恋文こいぶみよ
紅べにを落おとした くちびるで
閉とじる悲かなしさ 君きみ知しらず
つかの間ま触ふれた 指先ゆびさきに
思おもいの丈たけが ほとばしる
柔肌やわはだ焦こがす 女おんな火ひの
炎ほのおとどくか 男おとこ火ひに
まことの愛あいに 生いきようか
かなわぬ夢ゆめと 捨すてようか
迷まよえば曇くもる 手鏡てかがみを
伏ふせて泣なくのを 君きみ知しらず
馬骨
2022/10/21 04:46
この歌がどの位ヒットしたかは知らないが、千家和也のこの詩は第一級品であると思う・・君知らず将にこの歌の流れは・・あて名は書けど一文字も我が名を書けぬ恋文よ、紅を落とした唇で閉じる悲しさ君知らず・・まことの愛に生きようか、叶わぬ恋と捨てようか、迷えば曇る手鏡を、伏せて泣くのを君知るや・・しかしこの恋歌「君知らず」とも、聞いてる人皆が彼女の恋文も知っているし、切なく燃える女の火も、手鏡を伏せて泣くのも見てしまっているのである・・