故里ふるさとを 想おもいださせて
降ふりしきる 雨あめは絹糸きぬいと
帰かえろうと おもいながらも
いたずらに 時ときを見送みおくり
待まつ母ははに わびる明あけ暮くれ
追おいすがる 母ははをふりきり
若わかさゆえ 棄すてた故里ふるさと
人ひとの世よの 夢ゆめにやぶれて
ふりむけば 胸むねにやさしく
草笛くさぶえの 歌うたはよぎるよ
まごころも うすい都みやこに
降ふりつづく 雨あめは溜ため息いき
ひびわれた 心こころひき摺すり
うつむいて 生いきる夜更よふけに
ひとり聞きく 雨あめのわびしさ
故里furusatoをwo 想omoいださせてidasasete
降fuりしきるrishikiru 雨ameはha絹糸kinuito
帰kaeろうとrouto おもいながらもomoinagaramo
いたずらにitazurani 時tokiをwo見送miokuりri
待maつtsu母hahaにni わびるwabiru明aけke暮kuれre
追oいすがるisugaru 母hahaをふりきりwofurikiri
若wakaさゆえsayue 棄suてたteta故里furusato
人hitoのno世yoのno 夢yumeにやぶれてniyaburete
ふりむけばfurimukeba 胸muneにやさしくniyasashiku
草笛kusabueのno 歌utaはよぎるよhayogiruyo
まごころもmagokoromo うすいusui都miyakoにni
降fuりつづくritsuduku 雨ameはha溜taめme息iki
ひびわれたhibiwareta 心kokoroひきhiki摺suりri
うつむいてutsumuite 生iきるkiru夜更yofuけにkeni
ひとりhitori聞kiくku 雨ameのわびしさnowabishisa