女おんな荒波あらなみ 惚ほれたら一途いちず
漁師りょうし世帯せたいの 土佐とさ女房にょうぼう
好すきなあんたの 出船でふねのときは
無事ぶじと大漁たいりょうを ただ祈いのる
鰹かつお相手あいての いごっそう船ふねは
三月みつき過すぎても アン ア アン ア ア アー 戻もどらない
嫁よめに来きてから もう幾年いくとせか
意地いじの火ひを抱だく 土佐とさ女房にょうぼう
私わたししゃ港みなとで あんたは船ふねで
遠とおく離はなれて 暮くらそうと
通かよう心こころは 命いのちのきずな
後家ごけにゃしないと アン ア アン ア ア アー 風かぜが吹ふく
茶断ちゃだち 塩断しおだち 操みさおを守まもり
留守るすをしっかり 土佐とさ女房にょうぼう
大漁たいりょうばんざい 港みなとに帰かえる
船ふねはこの世よの 宝たからもの
浜はまが湧わき立たつ 祝いわいの酒さけに
酔ようてあんたに アン ア アン ア ア アー 抱だかれたい
女onna荒波aranami 惚hoれたらretara一途ichizu
漁師ryoushi世帯setaiのno 土佐tosa女房nyoubou
好suきなあんたのkinaantano 出船defuneのときはnotokiha
無事bujiとto大漁tairyouをwo ただtada祈inoるru
鰹katsuo相手aiteのno いごっそうigossou船funeはha
三月mitsuki過suぎてもgitemo アンan アa アンan アa アa アaー 戻modoらないranai
嫁yomeにni来kiてからtekara もうmou幾年ikutoseかka
意地ijiのno火hiをwo抱daくku 土佐tosa女房nyoubou
私watashiしゃsya港minatoでde あんたはantaha船funeでde
遠tooくku離hanaれてrete 暮kuらそうとrasouto
通kayoうu心kokoroはha 命inochiのきずなnokizuna
後家gokeにゃしないとnyashinaito アンan アa アンan アa アa アaー 風kazeがga吹fuくku
茶断chadaちchi 塩断shiodaちchi 操misaoをwo守mamoりri
留守rusuをしっかりwoshikkari 土佐tosa女房nyoubou
大漁tairyouばんざいbanzai 港minatoにni帰kaeるru
船funeはこのhakono世yoのno 宝takaraものmono
浜hamaがga湧waきki立taつtsu 祝iwaいのino酒sakeにni
酔yoうてあんたにuteantani アンan アa アンan アa アa アaー 抱daかれたいkaretai