よみ:とかいのなつのよる
都会の夏の夜 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
月つきは空そらにメダルのやうに、
街角まちかどに建物たてものはオルガンのやうに、
遊あそび疲つかれた男おとこどち唱しょうひながらに帰かえさつてゆく。
―― イカムネ・カラアがまがつてゐる――
その唇くちびるはひらききつて
その心こころは何なにか悲かなしい。
頭あたまが暗くらい土塊つちくれになつて。
ただもうラアラア唱しょうつてゆくのだ。
商用しょうようのことや祖先そせんのことや
忘わすれてゐるといふではないが、
都会とかいの夏なつの夜よるの更こう――
死しんだ火薬かやくと深ふかくして
眼めに外燈がいとうの滲にじみいれば
ただもうラアラア唱しょうつてゆくのだ。
街角まちかどに建物たてものはオルガンのやうに、
遊あそび疲つかれた男おとこどち唱しょうひながらに帰かえさつてゆく。
―― イカムネ・カラアがまがつてゐる――
その唇くちびるはひらききつて
その心こころは何なにか悲かなしい。
頭あたまが暗くらい土塊つちくれになつて。
ただもうラアラア唱しょうつてゆくのだ。
商用しょうようのことや祖先そせんのことや
忘わすれてゐるといふではないが、
都会とかいの夏なつの夜よるの更こう――
死しんだ火薬かやくと深ふかくして
眼めに外燈がいとうの滲にじみいれば
ただもうラアラア唱しょうつてゆくのだ。