あの夜よる 僕ぼくらふと目めが合あって
賑にぎやかな店みせ その片隅かたすみで
空からっぽのワイングラス いくつも並ならべて
何故なぜだか君きみは僕ぼくを選えらんだ
それからずっと それからたまに
僕ぼくと詩人しじんはメール街まちで
切きり過すぎた爪つめ 熱あつい指先ゆびさき
まだ見みぬ人ひとを焦こがれるような瞳ひとみ
いつでも彼かれはそんな調子ちょうしで
僕ぼくと詩人しじんはメール街まちで
隣となりの席せきの誰だれかが今夜こんやも
知しらん顔かおして僕ぼくらの話はなし 聴きいている
いつか失なくした遠どおい記憶きおくや宛あてのない手紙てがみ
治なおったはずの悪わるい癖くせ
切せつなくて胸むねが痛いたむようで
ずっとこうしていたいようで
ねぇ 君きみならうまく言いえるだろう?
ねぇ 誰だれもがどうしてこんなに孤独こどくなんだ?
ねぇ 僕ぼくらはどこへ帰かえりたいんだい?
ここではないどこかへ
小ちいさな路地ろじの空そらは狭せまくて
君きみはいつでも先さきを歩あるいた
右みぎと左ひだりに別わかれた後あとで
君きみは振ふり向むいて言いった
「それを探さがしてる。ずっとそれを探さがしてる。」
枯葉かれはを踏ふんで背中せなかが遠とおざかる
時間じかんのトンネル抜ぬけてまたここで会あおう
自由じゆうはここにある
僕ぼくと詩人しじんはメール街まちで
僕ぼくと詩人しじんとメール街まちで
あのano夜yoru 僕bokuらふとrafuto目meがga合aってtte
賑nigiやかなyakana店mise そのsono片隅katasumiでde
空karaっぽのpponoワイングラスwaingurasu いくつもikutsumo並naraべてbete
何故nazeだかdaka君kimiはha僕bokuをwo選eraんだnda
それからずっとsorekarazutto それからたまにsorekaratamani
僕bokuとto詩人shijinはhaメmeールru街machiでde
切kiりri過suぎたgita爪tsume 熱atsuいi指先yubisaki
まだmada見miぬnu人hitoをwo焦koがれるようなgareruyouna瞳hitomi
いつでもitsudemo彼kareはそんなhasonna調子choushiでde
僕bokuとto詩人shijinはhaメmeールru街machiでde
隣tonariのno席sekiのno誰dareかがkaga今夜konyaもmo
知shiらんran顔kaoしてshite僕bokuらのrano話hanashi 聴kiいているiteiru
いつかitsuka失naくしたkushita遠dooいi記憶kiokuやya宛aてのないtenonai手紙tegami
治naoったはずのttahazuno悪waruいi癖kuse
切setsuなくてnakute胸muneがga痛itaむようでmuyoude
ずっとこうしていたいようでzuttokoushiteitaiyoude
ねぇnee 君kimiならうまくnaraumaku言iえるだろうerudarou?
ねぇnee 誰dareもがどうしてこんなにmogadoushitekonnani孤独kodokuなんだnanda?
ねぇnee 僕bokuらはどこへrahadokohe帰kaeりたいんだいritaindai?
ここではないどこかへkokodehanaidokokahe
小chiiさなsana路地rojiのno空soraはha狭semaくてkute
君kimiはいつでもhaitsudemo先sakiをwo歩aruいたita
右migiとto左hidariにni別wakaれたreta後atoでde
君kimiはha振fuりri向muいてite言iったtta
「それをsorewo探sagaしてるshiteru。ずっとそれをzuttosorewo探sagaしてるshiteru。」
枯葉karehaをwo踏fuんでnde背中senakaがga遠tooざかるzakaru
時間jikanのnoトンネルtonneru抜nuけてまたここでketematakokode会aおうou
自由jiyuuはここにあるhakokoniaru
僕bokuとto詩人shijinはhaメmeールru街machiでde
僕bokuとto詩人shijinとtoメmeールru街machiでde