この海を越えて行け 歌詞 関取花 ふりがな付

嫌きらいになった人ひとがいる
殴なぐりたかった人ひとがいる
殺ころしちまったことがある
誰だれかじゃなくて自分じぶんである

止やまない雨あめに打うたれて
濁流だくりゅうに飲のみ込こまれ
それでも舵かじをとる 舵かじをとる

船ふねよ涙なみだの海うみを行いけ
憎にくしみも引ひき連つれて

救すくえなかった人ひとがいる
見殺みごろしにした人ひとがいる
守まもりきった人ひともいる
誰だれかじゃなくて自分じぶんである

孤独こどくな夜よるに逆さからって
真まっ暗闇くらやみの中なかで
それでも舵かじをとる 舵かじをとる

船ふねよ涙なみだの海うみを行いけ
悲かなしみも引ひき連つれて

息いきを飲のむような朝焼あさやけ
飛とび跳はねる魚さかなたち
そこには何なにがある 何なにがある

船ふねよ涙なみだの海うみを行いけ
憎にくしみも引ひき連つれて

船ふねよ涙なみだの海うみを行いけ
悲かなしみも引ひき連つれて

この海うみを越こえて行いけ